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「こちらの世界…嗚呼、いえ、陸の世界ではハグとやらでストレスを解消するのだと聞きまして」
「はあ……まあ、よくそう言われてますね」
「実は僕、双子の駄々っ子のお守りに、と・て・も・疲れてるんです」
「…嗚呼、なるほど」
リーチ先輩に振り回されてるんですね。と頷くA。
「ええ、という訳でどうです?」
いつもの胡散臭い笑顔を貼り付けるアズールだが、その内側はいつもとは違っていた。
内心、断られたらどうしようとドッカンバッコンである。アズールの心の中のフロイドが爆笑した。ちなみにジェイドはニヤニヤしていた。お前ら後で締める。と、勝手に決意したアズールであった。
飛んだトバッチリーチである。
「はっくしょい!!」
「おや、フロイド風邪ですか?」
「わっかんね〜」
「……なんだか対価が安いような気もしますが、そのお誘い、乗りました!」
そんなヘタレアズールだとは知らないA。
1度断れば面白そうだったが、純粋に祖母との思い出を優先した。当たり前である。
「監督生さんならそう言ってくれると思ってました」
嘘つくなお前。動悸と息切れで死にかけてたじゃねえか。と、またもや心の中のレオナが突っ込んだ。
締めよう会の被害者が増えた。
「それでは…」
『
きらりきらりと書類が造られていくその様子にAは目を奪われ、アズールはそんなAをストーカーかのようにじっと見つめている。気持ち悪……おっと失礼。
「…では、僕はこれで。ちゃんと見つけ出しますから、心配しないでください」
「はい、ありがとうございます!」
さっさと立ち去るアズール・動悸激しいロット。
「子分!ネックレスは見つかったんだゾ?」
「あ、グリム!ううん、見つかってはないんだけど、見つかったも同然かな」
簡単に説明するA。
そこでふと、違和感を覚える。
「……私、アズール先輩に形見の
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「たしかに困らせろとは言いましたが、泣かせろとは一言も言ってませんよ」
「ひっ、すみません!まさか泣くとは…」
「言い訳は無用です」
「えーでもアズールぅー得したじゃーん」
「そうですよアズール、許して差し上げたらいかがです?」
「…次は上手くやってくださいますね?」
「はっ、はいっ!!」
「……おや、誰ですか?そこで覗き見なんて悪趣味なことをしているのは」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーアイテム
革ベルト
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鬱くん - エ“ーズウ・・・・・おま…お前エ”ッいい子になったなアアアアアアア!!! (2020年10月25日 13時) (レス) id: 9aa9cc12ba (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 好きなポケモンは何ですか?私はイーブイとワンパチとユキメノコとヒトモシとピカチュウです。 (2020年10月10日 7時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めり | 作成日時:2020年7月9日 17時