◆20.何が何だか/桐生風奈 ページ23
どうしてこうなったのだ?
彼女が初めに抱いたのはこの感情だった。
本来なら何時もと変わらぬ日常を多分過ごしていたはずなのに。
…それでも、自分の普通は周りとはズレていたりするのではないかと思うこともあるが。
「って、そんな事ボヤいてる暇なんて無いかなぁ…」
そんな風に呟きながら打刀を構える
そして…戦う事にのみ意識を向ける
「すぅ…よし!」
目を開けると、普段の彼女の、ふんわりとした笑みとはまた違う、
どこか無邪気な子供の様な、それでいて背筋が凍るような、そんな笑顔を浮べていた
『さて。君達に早く黒になってもらわないとこちらも困るのでね。
手加減などは勿論しない。どちらが先に倒れるか、の競争だ』
その言葉と同時に、刃に風を纏わせ、一撃を与える
____________
『はぁ…はぁ…。これで全部か』
思ったよりも敵を甘く見ていた。その結果がこの疲労具合。
だが、そんなことは1度頭から外し、当たりに敵が残っていないかを確認する
…と、視界の端に何かが映った。気になりそちらを見ると、そこには鷲型のレイドロイド
『…自分から出てくるとは。命乞いでもしに来たのか?』
そう言いながら刀を構える。何時攻撃されても良い様に
「違う、ボクだよ!
特殊戦闘部隊第一班の浦田幻欺!」
構えることを予想していたのか、レイドロイド…基、浦田幻欺と主張する
彼奴は空中からそう喚いた
そう言えばそんなような人がいた気が…
そう思い、刀を下ろす。
その動作をすると、彼は私の隣に立ち、変化を解いた
そして、こう話しかける
「ボクと協力しない?1人だと大変でしょ?」
彼の手は、こちらに差し伸べられている
彼とは特に険悪な仲という訳でも無いので断る理由もない。
私は迷わずにその手を取った。
『あぁ。「…よろしくお願いします、幻欺さん」
◆21.ご乱心/織笠 真澄→←◆19.偽のレイドロイド/浦田幻欺
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七夜(プロフ) - 更新完了しました (2018年5月5日 16時) (レス) id: 468c1cc159 (このIDを非表示/違反報告)
七夜(プロフ) - 更新しますね (2018年5月5日 16時) (レス) id: 468c1cc159 (このIDを非表示/違反報告)
十二月三十一日(プロフ) - すみません、書き込むの忘れてました。編集終了しました。 (2018年5月4日 16時) (レス) id: 70aae954fa (このIDを非表示/違反報告)
十二月三十一日(プロフ) - 編集します。 (2018年5月4日 2時) (レス) id: 70aae954fa (このIDを非表示/違反報告)
十二月三十一日(プロフ) - 更新終わりました。 (2018年4月21日 19時) (レス) id: 70aae954fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十二月三十一日 x他9人 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年4月5日 22時