(自称)T0P_5はまだ生徒会に狙われています【T.0.P_4】【wrwrd!】

｛☆---Eml---☆｝ ページ47

Em「Aさんこんにちは。すみません、少し遅れてしまいました…！」


『あ、エミさん！こんにちは、大丈夫ですよ！』


そう言ってエミさんが私の隣に座る。
テストの後から、定期的にエミさんに勉強を教えて貰えることになったのだ。
私の為に時間を割いてくれるなんて、良い先生だよな…。
エミさんは優しすぎる所あるけどさ。パシリに使われてる時だってあるし。


『今日は…現代文でしたよね。いつもありがとうございます』


Em「いいんですよ、Aさんのお役に立てるなら！」


と言いながらエミさんは教科書を開く。
いつ見ても透き通っている綺麗なベージュ色の髪。
…あ、危ない危ない。前もこの髪に見とれて注意されちゃったんだっけ。
気持ちを切り替えて、エミさんの話に集中する。


Em「それで…」


『……』


集中していると、あることに気が付いた。
…何か今日のエミさん、ちょっとそわそわしてる…？
いつもより手の動きとかがせわしない気がする。気のせいなのかな？


Em「…Aさん？聞いてますか？」


『は、はい！聞いてます！』


Em「そうですか…Aさんって、時々話を聞いてないですよね」


『えっ、き、聞いてましたって…！』


Em「全く…Aさんは分かり易いんですよ、魂が抜けてるというか」


『…』


そ、それ前に別の人に言われた気がする…。
しかし、エミさんをよく観察してみるとやっぱりどこかそわそわしている気がする。
私が感じとっている事をを察したのか、エミさんが急に真剣な顔をして私を見つめた。


『え、エミさん…？』


Em「そのっ、Aさん…」


『は、はい…』


そのままエミさんは黙り込む。
…そして、少し顔を赤らめながら口を開いた。


Em「あのっ、今は立場的にダメですが、私が未来のAさんのお隣を予約しても、いいですか…？」

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