小さな手 ページ21
ー月島sideー
放課後
体育館に行くと急遽体育館の点検作業で部活が無くなった
日「あれ？月島もう帰るのか？自主練は？」
蛍「悪いけど今日はそんな気分じゃないから」
家に帰ると
月母「あら、今日は早いのね。ちょうどよかった買い物ついてきて」
買い物に付き合わされた。
月母「あ、そうだ買い物前に寄るとこあるんだった」
寄るところは病院だった。
病院…？
黙って付いてきた場所は
“星野“と書かれた病室
まさか…
月母「お見舞いに来たよ〜」
「来てくれたの？嬉しい！…あら？そちらは？」
月母「あ、そうそう息子の蛍！」
蛍「ど、どうも…」
「初めまして〜Aの母です！」
あいつの母さんは本当に血が繋がってるのかと思うくらい綺麗だった。
「ん？月島蛍くん？もしかして小学生の頃Aに告白しなかった？」
！？
月母「そんなことがあったの！？」
「そうそう、あの時のA初めて告白されて嬉しそうにしてたな〜」
蛍「ま、まぁ昔のことなんで…」
月母「そういえばね、Aちゃんが今日学校で熱が出ちゃったの」
するとあいつの母さんは曇った表情をした
熱？知らなかった
「まったく…あれほど体に気をつけろって言ってるのに…何でも我慢してたのがストレスになって体に出たのね…」
我慢？我慢するような人には見えないけど
蛍「あの、我慢って何ですか？」
「Aは…お父さんが亡くなってから変わってしまった。言いたいことも言えないようになって笑うことも少なくなった。それでも周りに心配かけたくないからってAは明るくいようって寂しさを隠すように必死なの」
知らなかった｡僕は勝手にあいつは強いと思い込んでいた
「でもね、いつもAを支てくれる菅原くんも言ってたけど、最近笑うようになったの。蛍くんのおかげかな。ありがとう」
家に帰ってあいつの部屋に入るとキツそうな顔で寝ていた。
『お父さん…？』
夢でも見てるのかな
僕は小さな手を握った。
僕の前では強がらないで。
弱い部分を僕だけに見せて。
蓋をしたはずの気持ちが大きくなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 318人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
樹乃(プロフ) - すいません、プリ小説にてこの作品のパクりと思われる作品を発見したのですが…説明文,題名共に完全一致しており、一番初めの更新が2023年8月8日のものです。パクりではない、と説明文にはあったのですが…パクりだと思ったので報告させて頂きました。 (11月3日 16時) (
レス) id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
･:*+.\(( °ω° ))/.:+ - これってもう更新されますかね〜…更新待ってます！ (8月13日 16時) (レス) @page31 id: 8baf50c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの夢女子 - うぃるうぃるさん» 私の変な勘違いじゃなくて良かったです‼ このお話とっても好きなので、続き楽しみにしてます❗((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (2022年10月2日 18時) (レス) @page16 id: f19d7f8c84 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - 面白いですっ！続きが気になります〜！ (2022年10月1日 21時) (レス) @page16 id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
うぃるうぃる(プロフ) - 通りすがりの夢女子さん» そうです！1年生です！何を思ったのか2年と書いてました…ご迷惑おかけしてすみません💦ご指摘ありがとうございます(^^) (2022年9月28日 18時) (レス) id: 56b08ee720 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うぃるうぃる | 作成日時：2022年9月11日 17時
