ツッコミ担当 ページ39
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「いつか話すから。もっとゆっくり話せる時に。だから待っててくれる?」
「うん。その気になるまで待ってるよ。」
「本当にごめん。」
「謝らなくていいよ。でも、1つだけ言っておこうかな。」
と言うと、再び耳元に顔を近づけられた。
「相手に何を煽られたのか知らないけど、僕は紫音ちゃんの音楽が1番好きだよ。」
「っ!?だから、いつもの声で話せって言ったじゃん!変に色気ある声で言わないで。」
赤く染めた頬と、わかりやすく取り乱す紫音に吹雪は今度こそ心からの笑顔をあげた。
一気に後ずさった紫音はぬるくなった保冷剤を額に当て、高ぶった気を落ち着かせている。
「あ、後半も頑張ってね。」
「それこの状況で言うこと?」
わざとボケているのか天然なのか…吹雪といると何故かツッコミ担当になってしまう紫音は気が抜けたようにため息をついた。
吹雪のおかげで紫音の気分は軽くなったが、まだ問題は片付いてない。
後半で2点のビハインドをどう返すか、だ。
紫音が名残惜しそうに保冷剤をクーラーボックスにしまう横で、剛陣は監督に猛アピールしていた。
「監督!俺を試合に出してくれよ!俺のファイアレモネードなら、あいつらをぶちのめせるぜ!」
「私の必殺シュートも止められたのに…?」
「なんか言ったか姫野!」
「…いや何も。」
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ツナ(プロフ) - 怪盗あーるさん» わぁ、ありがとうございます!最近リアルでやらなきゃいけない事が溜まってるんですけど、更新途絶えないよう頑張ります(笑) (2020年4月27日 0時) (レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗あーる - いつも更新を楽しみにしています。これからも応援しています! (2020年4月26日 21時) (レス) id: 6e9264e8f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナ | 作成日時:2020年4月7日 18時