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インプット ページ31

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円堂の冤罪は、今のところメディアには伝わっていない様子だった。

実況も、監督が意図的に正GKを休ませたのかと若干ハズレたコメントをしている。

しかしその件について詳しく触れられるとイナズマジャパンの気分は更に落ちてしまう訳で。

不安気な顔をした稲森が、フィールドに向かいながら呟いた。


「円堂さんが試合に出られないなんて。」

「ああ。だがキーパーとしての力では、西蔭も負けてはいない。」


実力面での大差はないと風丸が言う。

今日の日本のスタメンには、最年長である3年生が風丸と不動の2人しかいない。

不動はかなり自由奔放とした性格なので、チームを率いると云う柄では無さそうなのは確かだ。

となると、まとめ役は必然的に風丸の役割になる。

しかし、彼でもキャプテンマークはつけていない。

ザッと紫音がスターティングメンバーを見渡してみるが、それらしきものは誰もつけていなかった。


「あの、今日のキャプテンは?」

「確かに!キャプテンマークは誰に…?」


紫音の言葉に大谷が賛同し、監督に判断を委ねる。


「規定では、出場選手の誰かがつけないといけないのでは?」


神門が大会規定を混じえて補足すると、監督は意味ありげに笑った。


「ちゃんと適任者に渡すつもりですよ。」


と言われても紫音やマネージャー達には適任者とやらが理解出来ず、首を傾げるばかりだった。


「だからって、前半はいなくて平気なの?規定では。」


紫音が大会規定を全て脳にインプットしている訳が無いので、説明頼む、と言うように神門に視線を送った。

急に話を振られた神門の方は多少戸惑いを見せたが、直ぐに規定の文章を頭に浮かべる。


「前半は平気、後半はダメ…といった細かい決まりはないですね。」

「えぇ…もしダメだったら困るんだけど。監督のミスで違反負けとか絶対嫌だからね。」

「そう心配せずとも、後半が始まる頃には来るでしょう。」

「なんで途中参加?」


何故か遅刻してくる "適任者" が誰なのか一切見当もつかず、監督もまだ教える気はないようだった。


「姫野!そろそろポジションに付け!」

「うっ、風丸一郎太…。前半だけでもあの人がキャプテン代理で良くない…?」


早速のお咎めに肩をすくませ、紫音はとぼとぼと芝生の上を歩いた。

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ツナ(プロフ) - 怪盗あーるさん» わぁ、ありがとうございます!最近リアルでやらなきゃいけない事が溜まってるんですけど、更新途絶えないよう頑張ります(笑) (4月27日 0時) (レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗あーる - いつも更新を楽しみにしています。これからも応援しています! (4月26日 21時) (レス) id: 6e9264e8f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツナ | 作成日時:2020年4月7日 18時

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