元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

６：萩原研二 ページ8

皆で集まって、写真を撮ってから１年と少し


わたしは色んな所から勧誘されたものの、
結果的に警察庁警備局警備企画課のゼロナナという所に入った


ゼロナナとはゼロと同じく警察庁警備局警備企画課に存在する公安組織だ


しかし国内の政治情勢収集を主任務とする情報機関である


総合情報分析室やI・S班とも呼ばれており、
わたしがここに入った理由は
名探偵コナンの登場人物のことを詳しく知っていても怪しまれないようにするためだ


予防線は張っておかないと、というのがわたしの考えである


そして激務に追われながらも救済のときを待っていたわたしにとある連絡が入った



《今から爆弾処理行ってくるねー！》



研二からのメールだ


急いで日付を確認すれば１１月７日と書かれていて少し焦る



《そこの爆弾、再起動するから解除したら
直ぐ離れるか防弾服を着て！！絶対ね！！》



そうメールを送り返した


そして爆弾を遠隔操作出来るか自分用のパソコンに向かいながら試行錯誤する


爆弾処理するときは毎回連絡してねと言っておいて正解だった



《えーっ、あの服暑いのに...
本当か分かんないけどAちゃんがそう言うなら着るよ》


《ありがとう。
遠隔操作出来るか試したけど無理そうだったから任せたよ！
絶対死なないでね！》



十数分後、わたしの元に二通のメールが届く



《Aちゃん、ありがと！！
お蔭で死なずに済んだよ、また今度会えたらお礼するからね！》


《A、あいつに防弾服着させてくれてありがとな。
また今度会ったらお礼してやる》



どこまでも仲の良い人達だ、と小さく笑みが零れた



《ううん、お礼はいらない。...生きていてくれてありがとう》

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