元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

２７：感動の再会？ ページ29

「おい、スペシャルゲストって誰だよ」



我が物顔でソファーを陣取る陣平が放った言葉に、わたしは珈琲を用意していた手を止めた



振り返って、陣平に追い出されて少し落ち込みながら床のクッションに腰掛けていた二人と、陣平を見る


いつの間にか視線はわたしに集まっていて、少し笑いを溢した




『そうだね...そろそろいいか』



【スタンバイ済み！】


文面からも隠しきれない興奮が伝わってきて結構簡潔なのに凄いな、なんて思う




『皆、驚くんじゃないよ』
「そんな凄いの...？」



半信半疑な研二を横目で見て意味深な笑みを向けてやった




『入っていいよーっ！！』
「おーっ！！」



わたしの部屋がある方の扉に向かって声を上げれば、ノリノリで声が返ってくる



何年も会っていないからぴんと来ないのか、陣平達は疑わしげな視線を扉の先の人物へ向けている

それがなんだか面白くて思わず笑い声を上げると同時に扉が開け放たれた




「よーっす、オラ景光！！」
『ふざけるんじゃない』
「ハイ」


旅行中にも何度か見掛けたハイテンション


さっきからわくわくしていたからどうなるかと思ったけど、案の定ふざけながら出てきた




「は...おま、諸伏...！？」
「お前かオレのAに手出した輩は！！」
『景光また怒られたいの！？』



.........感動の再会をぶちこわさないで頼むから

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