元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

２４：予定変更 ページ26

「......A、今からでも平気か？」



むすっとした顔で陣平が言う


ぴくりと眉を動かした零に若干冷や汗を流しながらも口を開いた




『大丈夫、なんとかする』
「それ大丈夫じゃねえだろ」



景光に早く準備してもらわなければいけないから、大丈夫とは言い切れないのだ


『ちょっと待ってて』




一言掛けて、景光にメールを打つ


【陣平が今からって言ってるんだけど...間に合わせられる？

今ポアロだからそんなすぐじゃ無いけど出来たら来て、家で待ってる】



送信して一先ずテーブルの上において返信を待とうとすれば、途端に光る画面




それに映る【唯】という字に早すぎないかと苦笑しつつも開いた



【すぐ行くよ！俺をなんだと思ってるのさ】




流石、と呟いて口角を上げる


『いいよ、今からでも』



そう伝えれば、陣平の口角もぐいと上がった


......て待て、これで陣平と約束してたってバレたらわたしのあの匂わせ(じんじん)がパアってことじゃん



『ん〜〜〜っ』




まだまだ詰めが甘過ぎるなあ、ボロ出しすぎ



そもそも最初っから零を騙せると思わなかった方が良かったや、情けない





『さて、行こう』
「おう」
「.........」



深く考え込む零をそのままに、わたし達はポアロを出た

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