再会したら性格が変わっていた【文豪ストレイドッグス】【名探偵コナン】 (ページ6)

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「じゃあ今度はその男の人連れてきて下さいね！」

『ふふ、分かったよ。連絡先だけ渡しておくね』

いつでも人に渡せるようにポケットに忍ばせていた紙切れを彼女に渡す。

『じゃあね』

「はい、さようなら！」
「イケメン連れてくるの忘れないで下さいね～っ！」

蘭ちゃんが叱る声とコナンくんの乾いた笑いを背に会計へ向かった。

『あ......えっと、お久しぶりです？』
「...本当にAなのか？」

レジに立っていたのは案の定彼で、真剣な表情でそう問われる。

『......うん、忘れちゃったなんて言わせないからね？』

敬語を崩して普段のように、自分らしく笑って見せた。

「そう、か......忘れてると思ってたが覚えていてくれたんだな」
『それは此方の台詞なのだよ！』

大袈裟に見えるくらい腕を広げて言う。

この時の自分は少し太宰に似ていたような気もするけれど残念ながら全くもって嬉しくない。

『じゃっ、これお金。また近い内に来るからね』
「えっ、一寸ま...出ていくの早いなおい」

呆れ返った表情で彼が見ているとも知らず、私は任務先で素を出せた喜びで上機嫌で仮の家に帰ったのであった。

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