【歌い手】青色カレシ。【そらる】

# あ い ぼ う ページ8

「「っはぁぁあぁああぁあぁ!?」」

『うるさい』


まふのハイトーンボイスが煩いくらいに部屋に響いた。Aに至っては耳を塞いでる。………これには理由があるんだよ……。


俺とAとまふは同じ高校出身。

俺とAが付き合い始めたのが卒業した数年後だった。その後に歌い手としての活動を始め、AtRとしての活動も増えた。

結果、まふに伝えるのが遅くなった。


Aと度々遊んでたのに、気づかねぇのかよ………。まぁ、それで報告したら煩くなった←

「そらるさぁん……何で教えてくれなかったんですか!?」

まふが半泣きで俺に訴える。

『こうなるからだよ』

うるさいの嫌いだし。

「真冬くん、ごめんね」

彼女が申し訳なさそうにまふに
言葉を掛けた。

「リア充爆発しろ←

あーあ、僕も彼女が
欲しいなぁああぁぁあぁあ!!」


ただの非リアだな、こいつ
目がもう、何と言うか……なぁ?




すると、さっきまで発狂しながらソファーで暴れてたまふが口を開いた。

「……っていうかそらるさん、僕も歌い手やってるってAちゃんに言いましたか?」

『……あ』

「……っえ?」


・


・


・


・

やばい。完全に忘れてた……。



「ええぇえぇえぇええぇえぇ!?」

『うるさい (本日二回目)』


「いや、なんで教えてくれなかったんですか!? 私、真冬くんと何回も遊んでたの知ってて!!」



『 め ん ど く さ か っ た 。』


「「おいいぃいぃぃいぃぃい!!」」


今日一日、俺が質問攻めにあったのはいうまでもない。

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