40 ページ6
·
Youside
『んー·····』
最近なんかとっても退屈。
面白いことが全然起きない。喧嘩はしたくないけど。
楓「あ、そあいや鳳仙のヤツらと集まりがある」
司「午後から？」
『·····ドロッキーちょっと自販行ってくるね』
轟「おう」
鳳仙と言えば多分小田島有剣がいると思うし気まずいからちょっと逃げとこう。
仁「よー楓士雄」
楓「お、来たきた」
·····ここの自販機壊れてね？！
まっーたくジュース取れないんですけど！！
もー·····みんな蹴るし乗るしで、、可哀想に──。
「おーい」
『？！』
「何してんのー？」
そっちから来るタイプ·····ですか。
どうしよう、えっと、
『·····ジュースが引っかかって取れなくて』
「貸してみ」
『ありがとう、ございます』
「·····」
敬語使っちゃった──。てかなんで私なよってんの？
「ほらよ、あとさ頼みがあるんだけどいいー？」
『ん？』
「携帯のパスワード·····分かる？」
『···なんで私に？』
「佐智雄が知ってるかもしんねぇーって」
『貸してください』
携帯のパスワード·····。
確か河川敷で2人でお揃いにしたんだよね。お互いの誕生日にしようって。
それも忘れられちゃってたか──。
『自分の誕生日に変更しといてください、また開けられなくなっちゃいます、笑』
「───おい敬語やめろ」
びっくりした。
いきなりそんな怖い顔で見られたらびっくりするよ有剣。
でもちょっと嬉しいな。敬語が嫌だって言ってくれて。
気を使わせちゃってるかもしれないけど、私も逃げてばかりじゃ駄目だ。
『じゃあ私の事名前で呼んで！』
「え？」
『あの子、その子じゃない。Aね、Aって呼んで』
私は有剣の手を握った。
少し震えてる彼の手を握った。
私も震える。
もし拒まれたらどうしよって考えたけどそんなの考えてたらどこかの誰かに奪われちゃう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 435人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
み - 続き早くみたいです！楽しみにしてます！ (4月21日 10時) (
レス) @page34 id: ce36b9d499 (このIDを非表示/違反報告)
matsuhi1214(プロフ) - 続き楽しみにしています、更新頑張ってください！ (2022年10月15日 0時) (レス) @page34 id: 0e6641a196 (このIDを非表示/違反報告)
矮楼(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。私の誤解、勘違いでしたら大変申し訳ないのですが、52話から54話が抜けているように思えるのですが数字の問題ですか？勘違いでしたら大変申し訳ございません。これからも作者様の無理のない範囲で更新してくださると嬉しいです。 (2022年10月6日 19時) (レス) id: b79aef577a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：choice | 作成日時：2022年9月29日 20時
