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『ふぁ〜』
「おはよA」
『おはよお兄ちゃん』
「昨日は災難だったね、楓士雄ちゃんから聞いたよ」
『·····うん』
「A···自分を責めすぎないでよ」
『？』
「Aは小田島の馬鹿に会うと幸せな笑顔になってるかもしれない。けど、小田島の馬鹿に何かあるとAはいつも死んだように帰ってくる。そんな姿お兄ちゃんもう見たくないの」
『分かってる。だから昨日の私は死んだの』
「·····」
『もう記憶が戻らなかったら私はちゃんと吹っ切って生きる』
「ちゃんと···考えてたんだね」
『あたりまえでしょ、？村山良樹の妹なんだもん』
「えらいえらい」
そう言ってお兄ちゃんは私を優しく抱きしめてくれた。
「こんなに細かったっけ·····Aって」
『なんか言った？』
「ううん、そういえばさっきから楓士雄ちゃんの声がするけど」
『あ！！！やば！』
よし！お見舞いに行こう！
『楓士雄！楓士雄！どこが安全運転なの？！』
「えー？ごめん、なんも聞こえないわー！」
マ「あ！！楓士雄·····ってA？！は？！何してんの？！」
『あ！ドカちゃん久しぶり！』
マ「ドカじゃねぇーわ！！！」
そう言って小さくなるまどかちゃんの声が面白くて思わず楓士雄と笑いあった。
「よっしゃ····。着いたぞ」
『あー怖かった』
「楽しかったろ！」
『まぁまぁ』
「なんだよーー」
───────
─────
───
『509号室か』
「お、·····まだ寝てるな」
そこには本当に綺麗な横顔が私のあげたくまさんの絆創膏を貼りながら寝ていた。
『大丈夫·····有剣』
「·····早く起きろよな」
『この、馬鹿もん！！！』
「おいおい！何やってんだよ！！！」
私はショック療法でもしかしたら起きるんじゃないかって思った。
実はマドカちゃんに教えてもらったんだよね。
“もし相手が何しても起きなさそうだったらショック療法使ってみるといいよ”
“ショック療法？”
“そうそう逆に攻撃すんの”
『って言われて』
「あーーあいつもやって俺がとめたわ」
『あ、そうなの』
「っておいおいおい！やめろって！！落ち着け！！A！」
看護師「ちょっと！何してんのあんた達？！」
残念ながらショック療法失敗だったよマドカちゃん。
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み - 続き早くみたいです！楽しみにしてます！ (2023年4月21日 10時) (
レス) @page34 id: ce36b9d499 (このIDを非表示/違反報告)
matsuhi1214(プロフ) - 続き楽しみにしています、更新頑張ってください！ (2022年10月15日 0時) (レス) @page34 id: 0e6641a196 (このIDを非表示/違反報告)
矮楼(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。私の誤解、勘違いでしたら大変申し訳ないのですが、52話から54話が抜けているように思えるのですが数字の問題ですか？勘違いでしたら大変申し訳ございません。これからも作者様の無理のない範囲で更新してくださると嬉しいです。 (2022年10月6日 19時) (レス) id: b79aef577a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choice | 作成日時：2022年9月29日 20時
