いたたまれない ページ9
*
何の礼かと尋ねるとカルボナーラの麺を教えてくれたお礼とかなんだと、口をもごもごはっきりしない様子だった。それより、今朝認知したばかりのおよそ成人男性においそれとついて行くのも如何なものか？
それにアイドルがこんなどこぞの馬の骨ともわからない女とカルボナーラパーティ(？)など許されるのだろうかと考え返答に困っていると、
｢…あ、俺以外に10人くらいいます。今からパーティするんで、俺が助けて貰ったって言うたらメンバーも歓迎すると思うんで、あの、嫌やなかったら是非…｣
彼以外はきっと今朝見たあの煌びやかな面々だろうか、引け目を感じつつもそもそもこんな知り合いですらない女がいきなりしゃしゃり出て嫌がられはしないだろうか
『いや、私はほんと居合わせただけなんで…せっかくですが大丈夫です…』
そう言い残し会釈をして立ち去ろうと試みるが、
汐｢待って！あ！俺！鶴房汐恩です！一応アイドルやってて、駆け出しなんすけど、怪しいモンではない((ﾌﾟﾙﾙ…
まるでドラマのワンシーンのように様になる自己紹介の最中に彼のスマホが再び鳴り響く。
こちらに目配せをした彼は電話に出ると、先程の電話先の人だろうか、私を連れていく旨を説明している。
どうしようか、後に引けなくなってきている。
一通り説明し終えた彼は、再びこちらに目配せすると歩み寄り、私に携帯を持たせた。
恐る恐る耳に当てると心地よいトーンの落ち着いた男性の声が聞こえた。
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sour(プロフ) - はなさん» はなさん、不慣れなもので……ご親切に教えていただきありがとうございます！！ (2021年11月27日 21時) (
レス) id: 6bf6ad2f5e (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ (2021年11月27日 16時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sour | 作成日時：2021年11月26日 14時
