転生試験

試す7 ページ8

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私が二人いる…それだけでも驚きなのに

「…私が早乙女先輩と付き合っている!?」

ありえない

確かに昔は好きだったけどそれは単なる憧れ

それに気づいてからそんな感情はない

なのに…

「雅！今度の日曜デートに行こう」

「いいな…うん！予定は大丈夫だ」

目の前には仲睦まじいカップルになっている

何？これは…幻？

驚くのはこれだけじゃない

「あっ！涼香」

「あれあれー？もしかして彼氏さんかなー？」

二人の女子…元クラスメイト達だ

あまり、話したことはないがなんか派手系で苦手

なのになんでそんな親しそうに話しかけたのか

「弥生、京子…そうだよ！私の彼氏

二人はどうしたの？」

え…えぇ!?

普通に名前で親しげ何だけど!?

絶対に私じゃないよ

そんな明るくてフレンドリーな性格じゃないのに

そうこう考えている内にある考えが思い浮かんだ

「気付きましたか？涼香さん」

頭の奥からAさんの声が響いた

どこにいるんだろう？と思い周りを見渡すと

「どうですか？試験は…とっても楽しいでしょう？」

頭の包帯をはためかせながら私の前に現れた

ゴスロリ？みたいな服がとても似合っている

「楽しいって……全然楽しくありませんよ」

ため息混じりに呟くとｸｽｯと笑われた


「そうですか？でも、この試験のことをよくお分かりになられたと思いますが」

まぁ、分かったよね

「これは私達を試してるんでしょ？」

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