七十三話 ページ48
無事にコロシアムの外に出ることが出来た。
何か変わっているだろうかことと言えば、ところどころの声が騒がしい。
少し離れた場所、王宮、王宮の、下...？いや、地下か？
状況把握のために思考を巡らせる。
先程、出口の門を探している途中、見覚えのある海兵の中将が怪我をして倒れていた。この国にも海軍が居ること分かった。
おもちゃの工場の破壊には鉄人さん、
王宮は、ルフィさん、剣士さん、錦さんか。
黒足さんはこの国に気配が見当たらない。船に何かしら緊急事態があったのだろうか。
私が今やるべき事は...キャプテンの元に向かうことだ。
『＿＿＿＿
ごめんクリス、遠いけどよろしくね』
＿＿＿＿＿＿＿
なんなんだ、この状況は。
おもちゃが、姿を変えていく。ほとんどが人で動物もちらほらと。
国民たちは涙を浮かべたり、笑顔になったり。
様々な声は後にひとつとなった。
“ドフラミンゴが憎い” “ドフラミンゴのせいだ”
今、このドレスローザには混乱が少しずつ大きくなっている。
すると、1つ通りが違うところで大きな動物たちが人々を追いかける。まずいな、怪我人どころか死人が出る。
｢うわあああ！｣
『はーいストップ〜君たちいい子だから、ね？』
ゾウやライオン、様々な動物をなだめる。
きっとこの子達も苦しかっただろう。
『動きたいのは分かるけど、危ないからダメだよ〜』
｢あ、ありがとうな！アンタ！｣
『あーいえいえ、あなたもしかしてドフラミンゴ
｢あ、あァそうだが｣
『じゃあ王宮まで案内して頂ける？』
｢な、なんで...｣
『...私の機嫌がいいうちにとっとと案内しろ』
｢ヒェッは、はい...｣
＿＿＿＿＿＿
王宮から細く光る白いものがこの国の周りへ飛んでいく
そしてそれらは王宮の真上を中心に放射状に広がっている
＿＿まるで“カゴ”のように
『ねェ！何なのコレ！』
｢俺も分からないっす〜！！｣
王宮から何か生えて...石？
キャプテンの声！！ルフィさんもいる！
『これは王宮じゃないの！？』
｢これは“王の台地”ってところで王宮じゃないっす！｣
『ここでいいわ！＿＿＿＿月歩』
この上に...！
『キャプテンッ！！』
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作者名：つんてん | 作成日時：2022年8月25日 23時
