五十五話 ページ30
｢ここから先は大会参加者のみよ、ついてきて｣
｢あんまり派手にはやるなよ｣
｢絶対メラメラの実持ち帰ってくるからな！｣
『行きますよ、ルーシーさん』
｢おう！｣
選手番号0556
選手番号0986
各々の偽名を使ってコロシアムに入っていく。
長い通路を案内されるがままに行くと選手の控え室に通される。
｢うわーッスッゲェ熱気！｣
『みんなゴツイですね』
皆、殺気立っている。血の気が凄い野獣のようだ。
｢ほうほう｣
『あんまりうろつかないで下さいね、探すの大変だから』
周りの出場者からはさっきからすっごいムカつく言葉を言われ続けてる...こいつら...確かにご老人と女ですが。
｢おい、つけ髭小僧と白髪女、ここは闘技場だぞ｣
『ルーシーさんつけ髭ってバレてますよ』
｢げッ｣
さっきからブツブツ大男が話している。なんなんだ？
｢帰れー！！｣
私たちは男の攻撃を避けていく。
そしてルーシーさんが背負い投げをして退治してくれた。
何やら周りがざわめき始める。やったらまずかったか？
『ルーシーさんこの人結構有名人らしいですよ』
｢ヘェーそうなのか｣
｢君たちか、この騒ぎは！退場だ！｣
『え、正当防衛なんですが』
すると係員と私たちの目の前に斧が刺さる。
｢やめやい！どアホ！仕掛けたのはそのデカブツだ退場ならソイツやい｣
あれは花ノ国ギャング サイとブー、後ろは
彼らや周りの人のおかげで私たちの退場は免れたようで安心した。
｢助かった、ありがとう｣
『ありがとうございます』
｢いいやい、礼なんて...カカ、礼なんて...礼...取り消せ貴様らー！｣
｢ウワアア！？｣
急に怒るじゃん！何か失礼なことしたかな！？
｢悪ィな感情が高ぶるタイプなんだ｣
『治した方がいいですね、怖いので』
このコロシアム...別の疲労が来そうだ
にしても...
隣国のファンク兄弟、プロデンス王国軍師ダガマ、国王のエリザベロー・2世、ディアス海戦の首はねスレイマン、政府機関爆破事件のアブドーラとジェット、殺戮支配者オオロンブス、ハイエナのベラミー
ここに居るだけでも豪華だが、声を聞いて他にも居た。
海賊貴公子キャベンディッシュ、人喰いバルトロメオ
こんなメンツ＿＿＿＿暇なく随分と楽しめそうじゃないか
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作者名：つんてん | 作成日時：2022年8月25日 23時
