三十七話 ページ12
｢ヴェルゴはもう終わりだ。お前は最も重要な部下を失う。シーザーは麦わら屋が仕留める。つまりSADも全て失う。
この最悪の未来を予測できなかったのはお前の過信だ。いつものように高笑いしながら次の手でも考えてろ。
だが俺たちはお前の笑みが長く続く程...予想通りには動かない！｣
[粋がってくれるじゃねェか小僧...フフフッ...だがてめェ大丈夫か？目の前のヴェルゴをキレさせてやしねェか？
昔...お前ヴェルゴをブチ切れさせて一体どうなった？お前のぶった斬り能力でもコイツの覇気は全てを防ぐ。
立場、実力共に...お前はヴェルゴにはかなわねェ]
武装色を全身に纏い、豹変したヴェルゴが立っていた。
なんなんだあれは...
だが、武装色に関してはキャプテンも負けてはいない。
私はキャプテンを信じるのみ＿＿＿＿
...決まった
キャプテンの刀はヴェルゴの体、だけでなく
この建物も真っ二つにしてしまった。
つまり、SADの破壊成功＿＿＿＿＿＿＿
｢頂上戦争から2年＿＿誰が何を動かした？
お前は平静を守っただけ。白ひげは時代にケジメをつけただけ。海軍本部は新戦力を整えた。大物たちも仕掛けなかった。
まるで準備でもするかのように＿＿＿あの戦争は序章に過ぎない。
お前がいつも言っていたな。
“手に負えねェうねりと共に豪傑共の新時代がやってくる”
歯車を＿＿＿＿壊したぞ！！もう誰も引き返せねェ！！！｣
ドフラミンゴの電伝虫は先程の表情の笑顔が見られない。
するとヴェルゴが動き出す。
｢“歯車を壊した？もう誰も引き返せねェ？”笑わせる。
身の程を知れ！ロー！！｣
＿＿＿＿建物が少しずつ崩れる
能力を解除し、キャプテン達の元へ向かう。
『キャプテン、なんで建物ごと壊しちゃうんです？私たち死んじゃいますよ』
｢！？ヴァイス、今どこから...！｣
『あァ、ずっと居ましたよ』
｢明日の朝食をどうやって食えばいい？とんだ復讐にあった｣
どんなこと心配してんのこの人...
何かごちゃごちゃ言っていたがあの言葉が少し気になった。
｢お前はジョーカーの過去を知らない。それが必ず命取りになる｣
その後も何か言っていたがキャプテンが顔を縦半分に。
｢この部屋はやがて吹き飛ぶ。じゃあな海賊ヴェルゴ｣
そして私達はR塔に向かって行く。
これからだ...戦いは
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作者名：つんてん | 作成日時：2022年8月25日 23時
