信じるもの【トラファルガー・ロー】 (ページ18)

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ハートの海賊団の日常① ページ18

Aです。今日はハートの海賊団の生活をご紹介したいと思いまーす。

6:30～7:30

キャプテン以外の船員達が続々と広間に集まります。広間で朝ごはんを食べてます。というわけで私も向かってるのですが...

｢よっしゃー！｣

『え？なになに？』

｢A来るの一番遅かったからキャプテン起こしてくるの今日はお前だ！｣

『うっそお...』

ここの船の決まり。ここに最後に来た者がキャプテンを起こしに行く担当となる。

決まりなので私は船長室に向かう。

何故わざわざキャプテンを起こしに行くかと言うと...キャプテンは寝起きが酷いのだ。起こしに行くのは罰ゲームといったところ。

いつも夜遅くまで医学書読んでるのでそれが明らかな原因なのだが、前これを突っ込んだらバラされてしまった。

『キャプテン、朝です』

ノックをして中に入り声を掛ける。これで起きたら苦労はしないが。

｢ん...あと5分｣

『そーやっていつも起きないんですから、早く起きてください』

キャプテンの顔を覗き込もうと前に少し屈むと、私の体は何故か前に倒れるように体がベッドに近づく。

｢イヤだ｣

原因は私の右手がキャプテンの左手によって引っ張られたからだった。
キャプテンの顔は目の前。前もこんなことあったな...

子供じゃないんですからと軽く怒ると｢これでもか？｣と押し倒されるように彼は覆い被さる。

その直後キャプテンの体を蹴飛ばし、早く食堂来て下さいね、と言い残し私は部屋を出る。

朝からなんて事を...キャプテンらしくない。

少し足早に歩いたので食堂にもう着いてしまった。扉を開けると、この船の私以外の唯一の女性、イッカクが私に声を掛ける。

｢Aおはよう、キャプテンは？｣

『蹴飛ばしたけど多分すぐ来るよ』

｢え？それ後でバラされない？｣

『私がバラして浮かせて説教する』

やれやれ、とイッカクは呟き、朝ごはんが並ぶ。

今日の担当はウニだ。ウニの料理はいつも美味しくて私の嫌いな食べ物、トマトを私の分だけ抜いてくれる。ホント神様。

＿＿＿＿

8:00～

朝ごはんを食べ終わった者から自分の作業に取り掛かる。と言ってもご飯担当や買い出し担当、洗濯担当...などいろいろある。それさえも終われば基本自由時間だ。

今日は春島のある島に停泊していたので買い出し担当の私とシャチが島に上陸する。