転生先はデビルハンター 【チェンソーマン】

じゅう ページ11

Aside



『お母さん、悪魔って...本当にいるんだね...』


「Aちゃんあなた今更何を言ってるの？」



夕ご飯のときそんなことを言ったらほんとになんかガチ引きですみたいな表情されてわたしのメンタルが死んだ



「お前ニュース見てたかよ？もう何年も悪魔に殺された人達がニュースになってるじゃねぇか」


『いやなんかさ、自分が見たもの以外信じられないっていうか...』



だって元の世界にはいなかったんだもん

やっぱり自分で見た方が信じるじゃん、幽霊でもなんでも



「それを今更信じたってことは...A、悪魔を見たの？」


『え？あ、いや』


「Aちゃん大丈夫！？怪我は！？なんで帰ってきてすぐに言わないの！」


『あ、いや別に悪い悪魔じゃなくてさ、可愛らしい悪魔だったからさ』



心配しないで、なんて苦笑いしながら言うと「もうAちゃんったら」と呆れられた

な、なんかごめん...



「で、脛の青痣はどうした？」


『え？青痣？』



脛を見ると新しい青痣が2個ほど



「またどっか知らないところでぶつけたな？」


「Aちゃんは痛覚が人より鈍いんだから気をつけてって言ってるでしょう」


『はーいごめんなさーい』



5歳の時、指を切ってからというもの怪我をしても痛覚が鈍い分気づかなく周りのみんなに心配されているのだ

だから周りには気をつけろとお母さんとお父さんにめちゃくちゃ言われている



『(なんでわたし痛覚鈍いんだろう)』



鈍いというかもうないにも等しいほど痛みがない

まあそのお陰で度胸が身につきましたよ

当たって砕けろ精神で生きてきています

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