告白 ページ41
夜
やるべきことを終え、ソファに座ってボーッとするのが私の最近の日課となっていた
いつもならレイが横に来て一緒にボーッとしたり雑談をしたりするんだけど今日は疲れていたのか先に寝室に戻ってしまった
ザックはといえばテーブルに頬杖をつきながらこっちを見ていて、少し、いや大分気まずい
話があるなら話して欲しい
ザック「...なぁ」
『なに？』
やっと話し始めたと思えば私の隣に座ってやはりこちらを見てきた
なんだろう
ザック「...お前に、俺自身をやるって言ったよな」
『うん、言ってくれたね』
あの言葉、結構嬉しかったな
ザック「あの言葉、嘘じゃねぇ」
『知ってるよ。ザックが嘘をつくわけないもの』
ザックは嘘が嫌いだから
そんなこと分かりきってるよ
ザック「今から言う言葉も全部嘘じゃねぇからちゃんと聞けよ
...お前が好きだ、A」
『...え？』
好き...？
好きって...友愛？それとも、恋愛の方の...？
ザック「言っとくがダチの方の好きじゃねぇよ。
ちゃんとお前のこと、女としてみてるから言ってんだ」
『は、えっ、と...その、あの...』
実を言うと、今まで告白は何度もされてきたことがあった。
けどその時は告白してくれた人にも、そういう恋愛にも興味がなくて断っていたのだ
好きという感情も、分からなかったから
でも今は違う
レイに出会って、ザックに出会って
改めて愛を知った。 そして初めて...恋というものを知ってしまった
私のザックへの気持ちは多分
友達としてではなく
異性として、好きなのだろう
ザックに頭を撫でられてドキドキするのも
ザックと恋人に思われるのが嬉しいと思うのも
ザックの隣に、死ぬまでいたいと思うのも全部
2人の誓いだからではなく
ザックが好きだからだ
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シュロ - 面白かったし、マジで名作この小説書いた(？)作者さんマジで神だと思う。 (2022年11月21日 4時) (
レス) @page47 id: 29ffd2c6ba (このIDを非表示/違反報告)
くまなのだ。 - こんな名作が知らない人は可哀想な程に神。 (2022年8月30日 22時) (レス) @page47 id: 49205e8440 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - 作者さんなんで！なんで僕のすきな曲知ってるんですか！？物語も神です、ありがとうございました！星1番右、押しときまーす (2022年7月30日 21時) (レス) @page47 id: e740e61b6c (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - う、泣ける、泣ける。やばい作品に出会ってしまったぁ。ありがとう。 (2022年6月25日 18時) (レス) @page47 id: 9dbecd43e8 (このIDを非表示/違反報告)
如月蛍(プロフ) - 名前リアにして読んでたら師匠の名前が！！！！リアム！！！ (2022年5月30日 17時) (レス) @page47 id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白亜
| 作成日時：2022年4月28日 22時
