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責任 ページ13

長谷部が修行に出て
2日目の朝が来た

『あと1日半か』

長谷部に早く会いたい

強くなった彼を早く実感したい


そうだ…長谷部が帰ってきたら
早速、彼に隊長を任せ出陣して貰おう

楽しみだな…

「主、手紙だよ」

長谷部の事を考えていると
手紙が届いた

『ありがとう、歌仙』

「僕も読んでも良いかい?」

歌仙も長谷部の手紙が気になるのかな?

『いいよ、一緒に読もうか』

封を開け
手紙を取り出す




主へ

わざわざ安土に送り込まれた以上、
あの男との対面は避けれぬ問題です。
あるいは、あの男を克服してこそ
真の強さを得られるということでしょうか。
問題は、俺が我を失って、
斬りかかったりしないかどうかですが。

……冗談ですよ。俺は貴方の刀。
歴史を守るための刀剣なのですから。


と、ここまでは
今日の出来事を綴らせて頂きました。
次は、主にお尋ねしたい事があります。
どうか…そのまま手紙から
目を離さないでください。

どうして主は
俺以外の刀にも優しいのですか?
甘いのですか?
修行中ずっとこの事が頭から離れません。
俺の主は貴方だけ。
貴方にも俺だけを扱って貰いたいのに。
今も誰かとこの手紙を読んでいるのでしょう?
全く…貴方というお人は…
帰ったらお説教ですね。
貴方の刀は俺だけ。
俺にしか貴方を守れないという事を
しっかりと教えてあげましょう。
残りの時間、主は他の刀と
関わらないでください。
もし破れば其奴がどうなることやら…。


長谷部より


『え…長谷部…?』

これは本当に長谷部が書いた手紙なの?

ねぇ…どうして
こうなったの

もしかして、今まで私が
他の刀剣達と触れ合えなかったのは
長谷部のせいだったの…?

わからない…わからないよ

全部私のせい?

『私が甘やかしたりしなければ…』


「主…君は悪くない」

『歌仙。出て行って』

「え…?」

『いいから、早く』

私と関われば斬り殺されるかもしれない

それは、今まで触れ合えなかったことよりも
ずっと辛いことだ

『お願い』


「わかったよ…主。
けど、無理だけはしないでくれ」


歌仙は一言だけ残し
部屋を出て行った



『ごめん…ごめんね歌仙』


きっとこの声は歌仙には届いていない

うどん→←鍛え



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(プロフ) - 宙さん» ありがとうございます!素敵な作品だなんて光栄です>_<こちらこそ読んでいただきありがとうございました!! (2017年12月22日 22時) (レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 連載お疲れ様でした!ヤンデレ大好きなので悶え苦しみながら見させて貰いました!!素敵な作品を有難う御座いました(*´∀`*) (2017年12月22日 22時) (レス) id: a57b441503 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 木野真奈さん» 無事に完結いたしました!はは…やりかねませんねwありがとうございます! (2017年12月20日 17時) (レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)
木野真奈(プロフ) - 来れなかった間に終わってた・・・なんか、主さんが消えた後でショックすぎてみっちゃんが手当たり次第折りそうで怖い・・・お疲れ様でした次回作も読ませていただきます (2017年12月20日 16時) (レス) id: 088ecfe5cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 有里雨さん» ありがとうございます!次作も頑張らせて頂きますね!こちらこそありがとうございました(*^^*) (2017年12月19日 0時) (レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年11月2日 17時

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