変化 ページ3
『んー…』
瞼の裏に光を感じて目を覚ますと、目の前には見知らぬ天井。
横を向けば見知らぬ机。こたつが無い。
取り敢えず起き上がって、体全体を見てみる。
………髪の毛が若干長い。実質長いのがある。よくよく見たら色も何かおかしい。現実的には絶対ありえない銀髪に黒いメッシュ？が入ってるし
俺黒髪だよね
服装…は普通のパジャマっぽい。
そして視線が低い。
視線が低い。(大切なことなので2回言いました)
俺の身長は180cm。
今の身長は見た感じ167か8くらい。
ひっくい
本当何があった←
うん、まぁとりま着替えるか。
部屋にあったクローゼットを開けてみると、紺色のショートジャケット、白いシャツ、黒いベルトが付いた白のズボンが引っかかっている。
そのセット「だけ」。
これオンリーかよ
ついでに小さめのバッグも引っかかっていて、そこには「Aさん、お早う御座います。着替えたらこれも付けて下さい」と几帳面そうな字でメモがついていた。
誰や！！←
渋々着替えて、バッグの中の物を出してみる。
中に入っていたのは、黒のベールみたいな物と、丁度半分で黒と白に分かれているリボン、黒い手袋。
このベール何だ
…あっメモ後ろにも書いてある
「ベールは顔半分を覆うようにして付けて下さい
リボンは長い髪をまとめる際にお使い下さい」
厨二病か！！職質待ったなしだな
しゃーねぇ、つけるか…リボンも…
ていうかここ何処(今更)
外出るか
玄関っぽい所から外に出ると、そこはマンションの廊下だった。
こっちもマンション住みか！ラッキーやん
取り敢えずドアの鍵を閉めてから一階に降りて、周りの散策に行くことにした。
マンション周辺は住宅街が立ち並び、近くの公園では子供たちが遊んでいる。
さっき時計を確認したら、午後2時だった。
我ながらめっちゃ寝てたんかと思った本当
でもまさかこうなるとは想像も出来ないだろ…
本能に身を任せて町中をプラプラしていると、視界の中に川があった。
あっ…川の名前が書いてある看板見れば、ここが何処だか分かるんじゃね？
Let's go to 橋をすると、やっぱり川の看板が。
見てみると、看板には「鶴見川」と大きく書いてあり、その下には「横浜市役所」と書いてある。
ん…？横浜…？
ええええええええええうぇえええ！？！？
よ、yyyyy横浜！？
ってことは…
ここは神奈川県ってことすか！？！？！？
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作者名：凍架 | 作成日時：2018年6月14日 20時
