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｢遅れたー！まじごめんな、ちょっと忘れ物してさ｣
快活な声とともに先生が遅れて登場。
瞬間、周りから歓声が上がる。
｢さっちゃん先生じゃん！｣
｢まじかキター！！｣
｢おー、赤葦予想当たり〜！｣
佐竹先生はクラスを見渡して｢全員出席な！｣と一言、そこから軽い自己紹介と諸連絡を始める
この後始業式と着任式で、昼挟んで入学式らしい。
それが終わったら部活紹介があるが、まあ木兎さんがやらかさなければ大丈夫だろう。
先生の話が終わって、各自体育館に移動する。
もちろん、いつもの流れで移動教室グループの奴らと。
途中、何組かは分からないけど文系の人たちと合流した。もしかしたら、と思って少し周りを見渡す。
左の方を見たところで、きゅっと後ろから制服の袖を引っ張られた。
『あかーし、みっけ』
ふにゃ、と笑う彼女に俺も思わず頬が緩む。
Aも去年同じクラスだった女子4人で行動しているようだった。
｢会えてよかったね〜｣と茶化されても、
否定するどころか寧ろ嬉しそうに頷くA。うん、可愛い。
騒がしくなったので、隣を歩いていた伊丹も振り返った。
｢おー、3組の旧5組勢？うぇーい｣
｢そっちは6組の旧5組勢じゃん！うぇーい｣
｢なー、聞いて！俺ら担任、佐竹先生！！｣
｢えっ！いいじゃん！
私ら八田Tなんですけど〜｣
隣で繰り広げられるそんな会話に、気の所為かAはほっとしたように笑う。
ん？
｢……だってさ〜、A。良かったじゃん｣
んん？？
｢良かったって、何が？｣
｢あー赤葦、実はAってばね〜『あーあー！
言っちゃダメ！！ほら早く行こ〜！』｣
その言葉を待ってました、と言わんばかりに語り出したのを必死になって遮るA。
そしてそのまま、その友達を連れて逃走。
え、すごく気になるんだけど。
後に取り残された女子二人は、
｢ちょっとAたち速っ！？｣と後を追って行ったのだが、
そのうちの一人が去り際、未だにはてなマークを浮かべる俺に教えてくれた。
｢A、赤葦の担任がめちゃくちゃ美人の若い女の先生かもしれないっていう勝田の話をすっごい真に受けちゃって。
だから、男の先生って聞いて安心したみたい！｣
”……っ、何それ可愛すぎ”
”おー！赤葦がすっごい悶えてる”
”……取り敢えず今度会ったら勝田しめとかなきゃな”
”いや、怖ぇ！”
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とみーさん(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» ありがとうございます！本当に更新お待たせして申し訳ないです(--;) (2019年10月2日 1時) (
レス) id: e806159e05 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！ (2019年9月30日 3時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
とみーさん(プロフ) - 鶴まじ天使さん» うわぁぁありがとうございます！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: e806159e05 (このIDを非表示/違反報告)
鶴まじ天使(プロフ) - ふふっ夢主ちゃんと赤葦のやり取りが見てて微笑ましいですね(笑)すごく微笑ましくて面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年8月29日 7時) (レス) id: 2390bd5229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とみーさん | 作成日時：2019年8月20日 12時
