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『へ〜！じゃあ貴方が音駒の黒尾さんですか！
兄がいつもお世話になってます〜』
｢おおー！いや、Aちゃんしっかりしてんのな！
木兎と大違いだわ〜｣
『ふっふっふ、兄があれだから私がしっかりするしかないんですよね〜』
目の前でドヤ顔をかますA。
確かに、初対面なら多少はそう思うけれど。
まあいずれ黒尾さんも、本質的に木兎さんとAは同種だと気づくだろう。
現に黒尾さんの褒め言葉に鼻高になっているAを、孤爪がジト目で見ている。
あれ、木兎さんに向ける目と同じやつだ。
なんて、頭の中で考えを巡らす。
さっきから話し続けるAと黒尾さんを見ながら。
｢そう言えば妹チャン、バレーしてるって？｣
『はい！』
｢ちっちゃいね〜、160ないんデショ｣
『し、身長はお腹の中でにぃにとられたんです！
155…四捨五入したら156ですね！』
｢セッターだよね。…え、正直ブロックとか飛べんの？？｣
『失礼な！出来ます！パワーは無いですけど私飛べますよ！？』
｢へぇ…ちょっと見てみたいかも｣
『…バカにしてます？』
……話長い。
黒尾さんの隣の孤爪は暇になってきたのか、またゲームを再開した模様。
黒尾さんとA、2人とも性格合うだろうしな…現に木兎さんと黒尾さんは仲が良いし。
仕方ないんだろうけれど。
……なんか、複雑だ。
悶々としていると、黒尾さんと一瞬目が合う。
黒尾さんは俺の顔を見てニヤニヤしだした。
疑問符だらけの俺に、黒尾さんが一言。
｢いやァ、おふたりさんはデート中だったな…じゃ、非リアは退散しますぅー。末永く爆発してくださぁい｣
『え、あ！さようなら！』
｢お疲れ様です｣
そうして両手に持ったフラペチーノと孤爪を連れて、奥の席へと消えた。
唐突すぎて…何だったんだ。
『あかーし？』
｢ん？｣
『どうしたの？ぼーっとして』
上目遣いで尋ねてくるA。
なんて返そうかな、とか考える暇もなく口は動いていた。
｢…ね、A。後でキスさせて｣
『？！あ、赤葦！何言って』
急にしどろもどろしだすA。｢ダメ？｣と首を傾げて追い打ちをかける。
『うっ…ひ、人がいないところでなら……』
だんだん声が小さくなるAが可愛くて、よしよしと俯いた頭を撫でた。
”うわァ、赤葦クンあんな顔すんだ〜”
”クロ、さっきわざと赤葦を嫉妬させようとしてたでしょ”
”ん…で、思いっきり不快って目で見られたわ。”
”だろうね。”
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とみーさん(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» ありがとうございます！本当に更新お待たせして申し訳ないです(--;) (2019年10月2日 1時) (
レス) id: e806159e05 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！ (2019年9月30日 3時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
とみーさん(プロフ) - 鶴まじ天使さん» うわぁぁありがとうございます！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: e806159e05 (このIDを非表示/違反報告)
鶴まじ天使(プロフ) - ふふっ夢主ちゃんと赤葦のやり取りが見てて微笑ましいですね(笑)すごく微笑ましくて面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年8月29日 7時) (レス) id: 2390bd5229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とみーさん | 作成日時：2019年8月20日 12時
