【H×H】クロロに愛されるだけ【短編集】 (ページ35)

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書きたかったとこだけページ35

力尽きたので書きたかったとこだけ書きますごめんなさい((

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「さっきの電話、美術館の関係者からだったんだけど」
『関係者と知り合いなんですか?』

ちょっとね、と笑うクロロ先生。
ミステリアス…

「それで、やっぱりあの絵は偽物だったらしいんだ」
『あぁ、やっぱり…』
「どうして分かったの?」

どうしてって、うーん。

『私、完全記憶能力っていうのがあって』
「それって、一度見たものは忘れないっていう?」
『はい。だから、本物と1mmでも違えば、"これは違う"って脳が判断するんです』

記憶のものと照らし合わせて、見た瞬間にどこが本物と違うのかが分かる。

「それはすごいね」
『砂糖多めに取らないと頭痛くなりますけどね…』

ここが難点である。
もうちょっと痛みがなければな〜。

そんなことを考えていると、クロロ先生は突然歩みを止めて、こちらを振り返った。

「A」
『?』

本物、見にいこうか。
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とか言って連れてって旅団メンバーと会わせるみたいなシーンが書きたかった…
純粋に絵画を見せてやろうって気持ちもクロロにあれば尚よし。

*****
『宝の隠し場所、ここです』
「…美術室?」

そう、なんてことはないただの美術室。いつもの部室である。
中に入って、いつも絵を描く場所まで歩く。

『実は、いつも座ってる椅子に仕掛けがあって』

カチッ

椅子の裏についているスイッチを切り替える。
すると、普段の部室の風景がぐるぐると目まぐるしく廻り、遺跡のような場所に姿を変えた。

「これは…凄まじい念の量だな」
『念?うーん、なんか国の役人もそう言ってたような』
「役人がこの仕掛けを?」
『教えてもらったのはそうですけど、仕掛けたのかどうかは』

そこはよく知らないです、と言うしかない。
私もよく分かっていないのだ。

『どうやら私、その宝を隠した人の血を引いてるらしくて。扉の開け方とかが潜在的に記憶に刷り込まれてるだけなんです』
「必要な情報以外は知らないという訳か」

迷路になっているが、これも迷わず歩いて奥に辿り着く。

『後は数字の羅列を暗唱すれば宝への扉が開くんですけど』
「けど?」
『暗唱に１時間はかかる』

それはまた面倒くさい仕掛けだな…、と言われたので激しく同意した。
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それで、扉開けて『よし、私帰りますね』って言ったら「俺と来い」とか言われて気絶させられる。まで書きたかった。