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「うむ!目を覚ましたようだな!」
『はい。助けていただきありがとうございました』
「あぁ、しかし間に合ってよかった!」

確かにあと数秒遅ければ喰われていたかもしれない。いや確実に食べられてたな。こっわ…。

「俺は煉獄杏寿郎だ!君の名を聞いてもいいだろうか!」
『…AAといいます…?』

推しに名前聞かれました。え??尊い。

「良い名前だな!」
『あ、りがとうござます…』

推しに名前を褒められました。え??死ぬ。
煉獄さんはそのままベッドの近くの椅子に座りました。まだ会話してくれるの?好き…。

「突然だが、君は鍛えているのだろうか!」
『…へ?』
「いやなに、3時間も鬼に対抗していたと聞いてな。少し気になってしまった!」

うーん、こればっかりは私も気になってる。うん。

『いえ、私自身不思議です。火事場の馬鹿力、みたいなものかもしれません』
「なるほど!」

納得したのそれで??うん、いやいい。可愛いからいいわ。

『ところで、その』
「うむ、なんだ!」
『煉獄さんは鬼殺隊に所属しているんですよね?』
「あぁ、そうだな!」

煉獄さん目力すごいけど本当にどこ見てるか分かんないな…尊っ。
いやいや、今はそんなこと考えている場合じゃないのだ。

『あ、あの!』
「なんだ!」
『その、私も、鬼殺隊に入れるのでしょうか』

そう言うと、煉獄さんの大きな目はさらに大きく開かれた。驚いた顔も可愛いです。

「よもや…君は鬼殺隊に入りたいのか」

生よもや来ましたー!!!!!って言ってる場合じゃないわ。
『はい、入りたいです』
「何故だ?」
『…なぜ、ですか』

今度はこっちが驚く番だった。
何故って…実はカナエさんや煉獄さんを助けたいからとか烏滸がましい理由なんですけども。

「いつ命が散ってしまうかも分からない。いつ鬼に喰われるか分からない。
鬼殺隊に入るとは、そういうことだ」
『…はい』

知っている。何度も見たから。それは漫画を通してだったけど。

ここは現実だ。
自分の命が消えるかもしれない。漫画のように自分が戦えるとは限らない。でも。それでも。

それでも、現実なんだから、原作を変えられるかもしれない。どれだけ、私がそれを望んだことか。

漆→←伍



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蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - 5262さん» コメントありがとうございます!励みになります! (2020年12月17日 11時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
5262(プロフ) - 初めましてコメント失礼致します。続きが楽しみです!大変だと思いますが更新頑張ってください、応援してます (2020年12月15日 17時) (レス) id: e1b40e07f2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - コメントありがとうございます!夜はいいですよね! (2020年12月7日 23時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
レイレイン - 夜が好きッ!?私と同じだ… (2020年12月7日 17時) (レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - yersk0402さん» ありがとうございます!!煉獄さんに会いたいですよね!!更新頑張ります! (2020年12月6日 20時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナキサ | 作成日時:2020年11月28日 20時

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