姉 ページ6
夜テンションで書いたのでおかしいとこめっちゃあるかもです。
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小さい頃、私は捨てられた。
2歳離れた弟と一緒に。
捨てられた先は、正に弱肉強食の世界だった。
皆が生きることに必死で、弱い者は死んでいく。
『大丈夫だよ、クロロ。
お姉ちゃんに任せなさい!』
私の可愛い弟だけは、守らなくてはいけない。
クロロを大人達から守るために、私は必死に鍛えた。
.
『っていうのに、すっかり私より強くなっちゃって』
戦闘センスはクロロの方が抜群に良かった。
流星街に2年もいれば、私よりも強くなった。
逆にいえば、2年もクロロに負けてなかったのだ、これは快挙だろう。
『私もウヴォーさんくらい筋肉があればなぁ』
「いや、それは…」
無い、という目でクロロは私を見る。
失礼な奴め、もしかしたら今から筋肉がつくかもしれないじゃん。20年つかなかった筋肉が!
ちらっとクロロを見れば、しっかりと逞しい筋肉がついている。
『ずるい』
「そりゃ残念だったな」
『生意気!』
あの頃の可愛い弟はどこに行った。
"お姉ちゃん"って言って後ろを着いてきてたのに。普通に名前呼びになってるし。
身長もすっかり抜かされて、見上げる度首が痛い。
…しかし、我が弟ながら、見事なイケメンだな。
たまに私もキュンとくるぞ。
『ちょっとお姉ちゃんって呼んでよ』
「呼ぶわけないだろ」
『えぇー!!なんでよ』
反抗期かこやつ。
文句を言ってみるが華麗にスルーされる。
「俺は、Aを姉と思ってない」
『え!?ひどい!!』
正真正銘の反抗期じゃん!
なるほど、クロロは遅めに来るタイプだったのか。どうするべきなんだ、ちょっと距離置いた方がいいのか。
うんうんと悩む。
「ひどい、か。そうだな、お前にとってはひどいかもな」
『…ん??』
これは、何か言いたいことがある時の顔だな?
でもクロロの思考回路は複雑だから、姉でもちょっと理解しきれないことが多い。
「Aは今まで俺を弟としてしか見ていなかったが…
そろそろ1人の男としても見てくれるんじゃないか、と思ってな」
…ん??
「どうだ?俺はAよりも強くなった。筋肉もついた。背も高くなった。男らしくなった。顔だって悪くない。」
んん??
「なぁ、A。俺は20年前から、お前を姉として見ていない」
『それ、って』
そういう、こと?
「姉弟、なんて些細な問題だろ?
せっかく盗賊になったんだ、」
大人しく奪われてくれよ、お姉様?
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アマネ(プロフ) - リクエストってよろしいでしょうか？ (2021年5月7日 17時) (
レス) id: f8218117cc (このIDを非表示/違反報告)
たにーさん - マジおもろい、R18ばんも普通に見たいけど見方がわからん (2020年9月3日 3時) (レス) id: 0ff6ba9ef6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 最っ高でした！今までこれ程までに心臓が止まりそうになったこどがないくらいキュンッとしました！！ (2020年8月7日 14時) (レス) id: ba46aa434f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼の戦姫ナキサ
| 作成日時：2020年2月10日 22時
