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「それから、1ヶ月して私から告白しました」
『彼女いるって…聞いてなかったんですか？』
「聞いては、いました。だけどそんな一緒にいるわけでもないし、って言われて…」
『なに、それ…』
一緒にいてあげられなかったのは私。
寂しくさせていたのも私。
そうはわかっててもやっぱり納得いかない、納得したくない。
『そんなの…貴方の方から断ってくださいよ…』
「だって…、圭介くんすごく寂しそうだったから！」
『あなたが圭介を語らないでください！』
「それでも私は後悔してません！ずっとこのままなら私が圭介を奪います！」
『…奪う？』
「あなたになんか、圭介くんがもったいない！」
さっきまで大人しかったその女性は急に身を乗り出してそう話し出した。
悔しかった。
なんで見知らぬ人にここまで言われなきゃいけないのか。
そもそも出会ったの3ヶ月前でしょ？
こっちはそれよりもっと前からの関係だっていうのに。
『…もう、いい。帰ります』
「圭介くんと別れてください！」
『うるさい！』
帰る、と伝えるとその女性は私の腕を掴む。
びっくりしたのもあるが、私はそう叫び女性を押す。
するとその女性は少しバランスを崩し、床に倒れこんだ。
少し、やりすぎただろうか。
だけど今の私には手を差し伸べる、なんてこと出来なかった。
『圭介とどうするかは、私が決める』
「…そんなの、圭介くんが可哀想」
『可哀想？どの立場からそう言ってるの？…関係ないでしょ、黙ってて』
私はそう言って、玄関に向かった。
ここにいると、息が詰まりそう。
そう思って引き止める女性を無視してドアを開けた時だった。
「…A？」
『けい、すけ…？、あれ、千冬も…』
ドアを開けると、そこには圭介と千冬。
なんでここにいるの？
なんで2人は此処にきたの？
もう考えるのも嫌になって目の前にいた圭介を押し飛ばしてその場を走り去った。
嫌だ、嫌だ、なにも考えたくない。
考えたくないのに、圭介がなんてあの人の家に来たのか気になってしまうのは事実で。
「おい、待てって…」
『や、だ、離して…』
「2回も逃さねぇよ」
そこまで足が速いわけじゃない私は走ってもすぐに圭介に追い付かれてしまった。
腕を掴まれ、引っ張られたかと思うと壁に追いやられる。
多分、逃げられない。
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みや(プロフ) - さくたんさん» ありがとうございます！場地オチ機会あったらぜひ書きたいと思っています！ (2021年10月3日 22時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - 場地さん落ちもみてみたいです！ (2021年10月2日 22時) (レス) @page33 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - いいお話でした (2021年10月2日 11時) (レス) @page32 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - �Г気�» 嬉しいです〜！ありがとうございます！ (2021年9月30日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あやさん» 千冬頑張れー！って感じです！笑 (2021年9月30日 23時) (レス) @page21 id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月18日 3時
