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『おいしぃ〜！』
「なんでパフェ食いたい、つってパンケーキ食ってんだ？」
『ちょっと…パンケーキに惹かれちゃって…』
あれから2人で新しくできた喫茶店に入り、パフェではなくパンケーキを頼んだ。
有言実行できず。
しょうがないじゃないか。
パンケーキ魅力的だったんだもん。
「んなうめーの？」
『美味しいよ。食べる？』
「食べる」
圭介はそう返事をするとあー、と口を開けた。
一瞬、迷った。
コイツはなにしてんだって。
しかしすぐにそれがなにをしているのかわかった。
あーん。ってやつですか。
いや、付き合ってない状態でこんなことしていいのか。
…いや、いいのか。
どうにでもなれ、そう思って私はパンケーキを一切れ取り、圭介の口の中に入れる。
圭介はそれを食べしばらく口を動かし飲み込んだかと思うと、何故か微妙な顔をした。
「Aの料理のが美味い」
『それあんただけ』
「ンなことねぇだろ！」
なにを言い出すかと思えば、恥ずかしいこと言ってくれるじゃないか。
そうは言っても嫌な気はしないし、一応“ありがとう”と言っておいた。
・
・
あれから食べ終わりお会計を終えた。
珍しく圭介が奢ってくれて、ほんとなにがどうなったって感じ。
『ちょっとトイレ行ってくる』
「おー、外にいるわ」
『はーい』
店を出る前に化粧を整えよう、そう思った私は1人でトイレに向かう。
とは言ってもトイレは奥の方にあるので、客席の間を通らなければならない。
ちょっと気まずいな〜なんて思いながら早歩きで歩いた。
その時だった。
「…Aさん？」
『…？』
急にある客席から私を呼ぶ声が聞こえた。
反射的にそちらを見れば千冬と、髪がピンクゴールド色の男の子。
…いや、ここで会うのは気まずすぎる。
そうは言ってももう反応しちゃったし無視することも出来ない。
そう思ってあたふたしていれば、千冬は立ち上がり私の腕を掴んだ。
「…ちょっと来てください」
『や、ちょっと時間が…』
「時間？そんなん知らないっすよ。この3ヶ月俺がどれだけAさんのこと考えてたと思ってんですか」
『考えて…て、え？』
言っている意味が、全然理解できない。
連れて行かれるがまま、私は店の端の誰にも目につかないところに連れて行かれた。
「Aさん、俺が好きって言ったの、忘れました？」
『え、』
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みや(プロフ) - さくたんさん» ありがとうございます！場地オチ機会あったらぜひ書きたいと思っています！ (2021年10月3日 22時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - 場地さん落ちもみてみたいです！ (2021年10月2日 22時) (レス) @page33 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - いいお話でした (2021年10月2日 11時) (レス) @page32 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - �Г気�» 嬉しいです〜！ありがとうございます！ (2021年9月30日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あやさん» 千冬頑張れー！って感じです！笑 (2021年9月30日 23時) (レス) @page21 id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月18日 3時
