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☆千冬side
あいつの首に跡つけて満足していれば、放課後担任に呼び出された。
まぁAと一緒ならいいか、なんて考えてたらあいつ俺のこと売って帰りやがった。
担任も担任だろ。
俺の言い分全然聞かねぇんだもん。
やっとのことで解放されれば急いで場地さんの居る教室に向かおうとする。
まぁAのことだから帰らねーで場地さんのところ行くと思ってた。
不意に窓から外を見ればAの姿。
こっからの距離でもあいつのことわかるとか、俺だいぶAのこと好きすぎる気がする。
なんて言えねーけど。
そんなAはどこか嬉しそうだ。
スキップなんかしてるし。
なんかあったのか、なんて考えれば場地さんのことばかり。
俺となんかあったわけじゃないし場地さんとなんかあったとしか考えられねーよ。
ちょっと不安を感じながらも俺は場地さんの教室に向かう。
あー、調子狂う。
・
・
教室につけば場地さんは1人で俺を呼んでいた。
声をかければそんな俺にびっくりする。
場地さん、アンタ自分で俺のこと呼んだろ。
机の上の参考書を見れば赤ペンで直されている場地さんの回答。
Aが来たんだ、ってすぐにわかった。
「場地さん、さっきAとなんかありました？」
「は？別になんもねぇけど」
そう疑問をぶつければ当たり前のようにそう返してくれる場地さん。
なんもない、か。
場地さんの言うことだから信じたいけどどこか信じられない俺がいる。
あー、俺かっこ悪。
そんな俺は不安そうな顔をしていたのか、場地さんがそれを察して俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
俺、場地さんに頭撫でられんの好きだわ。
だけど不安なのは変わりなくて。
ライバルが場地さん？
勝てるわけねぇよ、負ける自信しかない。
なんならあいつ場地さんのこと好きとか言ってるしな。
「あいつの首、お前だろ？」
「…見たんスか」
「あいつ一切隠してねぇんだもん」
突然振られたその話題。
1限目の時につけてやったヤツ、あれも全部俺の嫉妬。
あん時のA思い出したらすっげぇ可愛かったな、なんて思って思わずにやける。
「オレ…まじでAの事好きなんスよ」
場地さんにそう言った一言には、自分でも色んな意味があった気がする。
遠回しに俺のAなんで取らないでください、なんて。
全部可愛すぎるAが悪いってことで。
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みや(プロフ) - にるさん» そんな風に感じながら読んでもらえてすごく嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年9月3日 23時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - まちゃさん» ぜんぶ嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです…！ありがとうございました！ (2021年9月3日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - 読み始めた頃は物語がどんな感じで進んでいくのか予想がつかなかったのですごく面白かったです！新作も楽しみにしてます！！ (2021年9月3日 11時) (レス) id: 1dc1023941 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 終始きゅんきゅんしながら見てました; ;タイトルからして面白そうだなと思っていて、いつも通知が来る度喜んでました笑。夢主の性格もThe女の子という雰囲気がないところが好きです！次回作も楽しみにしてます！ (2021年9月3日 9時) (レス) id: 9bf8242341 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» 場地さんにはどっちでもいけるポジションでいてほしかったです()ありがとうございました！ (2021年9月3日 2時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年8月25日 0時
