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「で？さっきの説明しろよ」
『あ、なんか飲む？』
「いらねーから。話逸らすな」
『この前友達にもらった美味しいお菓子があって〜』
「…はぁ」
家に着いたのはいいものの、ものすごく気まずい。
竜胆の言葉はガン無視しながら話していれば竜胆は小さくため息をついた。
それからズカズカ私の方に寄ってきたかと思えば私のことを軽々しく担ぐ。
『ちょ、なにしてんの？！』
「暴れんなよ、パンツ見えるぞ」
『みないでよ！』
「じゃあ大人しくしてろ」
なぜ、こいつはこんな平然な顔をして人を担げるんだろう。
仮にも私だって女性だぞ♡…なんて言ったら殴られそうだから言うのはやめておこう。
竜胆はそのまま私をソファに下ろしたかと思えば自分もその隣に座る。
おっと、近すぎやしませんか竜胆さん？
「話せ」
『…なんか眠くなってきた気が…』
「話せ」
『はい…』
どうやらもう誤魔化しは通用しないらしい。
竜胆に話して今の状況が変わるのかどうか、わからないけど話してみる価値はあるんじゃないか。
そう解釈した私はぽつりぽつりと今まであったことを話した。
・
・
『…ってことがあって、』
「……」
『竜胆？』
「あのヤク中…ぶっ殺す」
『ちょ、やめて？落ちつけって…っておい話を聞け！』
話を聞き終わった竜胆は何故か怒っているような表情。
珍しい、なんて色々考えてる暇もなく春ちゃんのところへ向かおうとする竜胆。
うーん、勘弁してくれ。
必死に腕にしがみついて止めれば、しばらくして諦めたように再びソファに腰を下ろした。
「つーか、普通にアイツに言わねぇの？」
『言おうとはしてるんだけど…中々勇気出なくて』
「ふーん」
『怖いんだよね…春ちゃん本人の口から真実聞くの。…あー、なんで春ちゃん浮気してるんだろ、』
「試してみる？」
『へ？』
竜胆は、そんな意味のわからないことを言ったかと思えば私を優しくソファに押し倒す。
何が起こったのか分からずあたふたしていれば、竜胆はそのまま私の頬に優しく触れた。
急なことでびっくりしたことから、身体がびくっと反応してしまうのも事実。
「わかんねーなら、試してみんのが1番いいだろ」
『なに、言って…』
「お前も俺と浮気すれば？アイツの気持ち、わかんじゃね？」
そう言った竜胆の顔は、いつもの冗談を言う顔ではない。
本気なんだって、そう感じた。
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蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 春ちゃんさいっこうじゃないですかあああ！！作者様天才すぎる！！！ (11月27日 23時) (
レス) @page39 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
一尺八寸一犀 - 春ちゃん〜…あ〜もうすっごい好きです///愛してるってなんですか！？愛してるって！！え、カッコ良過ぎるんだけど！？竜ちゃん蘭ちゃんも素敵でした……///もうずっと読んでいたい╰(*´︶`*)╯♡ (9月4日 23時) (レス) @page39 id: 605bcc3c89 (このIDを非表示/違反報告)
NA - 春ちゃーーーーーん素敵すぎます！最後の''愛してる"カッコイイ☆夢主ちゃんもお幸せに♡ (2023年3月21日 10時) (レス) @page39 id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - オールして読みました、ガチ尊い。叫びたいけど時間的に無理だ🥲🥲🥲🥲 (2022年12月25日 5時) (レス) @page39 id: 3e85deed6b (このIDを非表示/違反報告)
やほやほ〜 - 蘭ちゃん=優男 竜胆=ツンデレ神 春千夜=すれ違い彼氏でいい？ (2022年9月3日 17時) (レス) @page27 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年11月16日 19時
