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★春千夜side
あれから数日。
Aを見つけることが出来ない俺は仕事なんか集中できるわけない。
「おい三途、ちゃんとしろよ」
「…してんだろーが」
「ずっと上の空じゃねぇか」
どうやら周りから見てもわかるくらい俺は態度に出てるらしい。
ある日九井からそう声をかけられた。
そりゃ、こうもなるだろ。
今頃Aが泣いてるかもしれねぇんだぞ？
ましてや手なんか出されてたら…あー、考えたくねぇわ。
1人頭を抱えていれば九井は俺に封筒を差し出した。
「いいから、この資料灰谷の家に届けてこい」
「は？あいつらならそこにいんだろ。直接渡せや」
「口答えすんな給料減らすぞ」
「チッ」
金の事を管理してるのは全て九井だから、流石にこれ以上盾つけない。
給料減らされるなんて溜まったもんじゃねぇよ。
とは言ってもなぜ目の前にいる本人に渡さず俺に頼むのか。
なんて考えるのも面倒になって大人しくアジトを後にした。
…まぁ気分転換に外出んのも悪くねぇか。
・
・
灰谷の家につき、玄関に足を運ぶ。
相変わらずクソでけぇ家住んでんな。
歩いてるうちに少しシワのついた資料を気にせずポストに入れる。
帰り適当にメシでも食ってくか、なんて考えながらきた道を戻ろうとすれば、なぜか家の中から物音がした。
…いや、怖くね？
あの兄弟なら今アジトにいるはず。
なのに何で誰もいないはずの家から物音がすんだ？
嫌な予感がした。
いつもなら気にせずに放っておくが、今回はなぜかそれではダメな気がして。
再びドアの前に立ち、声を荒げる。
「オイ誰かいんのかァ？！」
すぐに返事が返ってくることはなかった。
しかし、しばらくして中から聞こえた声。
『は、る、ちゃん…？』
「…A？」
間違いなく、俺を呼ぶAの声だった。
「おい！何でそこにいんだよ！」
『春ちゃっ…助けて…！』
「…ッチ、あいつらふざけた真似しやがって…」
どうやら厳重に鍵がかけられているようで、開けようとしてもびくともしねぇドア。
少し考えたのち、俺はAに向かって再び声をかけた。
「A、離れてろ」
俺がそう言うと、中からは“なにするの…？”と心配そうにAが言った。
そんなん決まってるだろ。
「このドア壊す」
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蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 春ちゃんさいっこうじゃないですかあああ！！作者様天才すぎる！！！ (11月27日 23時) (
レス) @page39 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
一尺八寸一犀 - 春ちゃん〜…あ〜もうすっごい好きです///愛してるってなんですか！？愛してるって！！え、カッコ良過ぎるんだけど！？竜ちゃん蘭ちゃんも素敵でした……///もうずっと読んでいたい╰(*´︶`*)╯♡ (9月4日 23時) (レス) @page39 id: 605bcc3c89 (このIDを非表示/違反報告)
NA - 春ちゃーーーーーん素敵すぎます！最後の''愛してる"カッコイイ☆夢主ちゃんもお幸せに♡ (2023年3月21日 10時) (レス) @page39 id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - オールして読みました、ガチ尊い。叫びたいけど時間的に無理だ🥲🥲🥲🥲 (2022年12月25日 5時) (レス) @page39 id: 3e85deed6b (このIDを非表示/違反報告)
やほやほ〜 - 蘭ちゃん=優男 竜胆=ツンデレ神 春千夜=すれ違い彼氏でいい？ (2022年9月3日 17時) (レス) @page27 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年11月16日 19時
