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★竜胆side
『りんど〜私のスウェット知らない？』
「あー、なんかさっき兄貴が部屋持ち込ん…ってなんでそのまま出てくんだよ！なんか着てこい！」
『え？だって服全部なかったんだもん』
「せめてタオルは巻いてこいよ…」
『良いじゃん下着着てるじゃん』
風呂から出てきたAに目をやれば、下着姿で立っていた。
何故か仁王立ちで俺を見て、怒ったように腕を組んでいる。
驚いて思わず顔を逸らせば、“前に見たくせに…”なんてボソボソ呟いていた。
…そう言う問題じゃねぇだろ。
逆に、あんなことあったのに意識してねぇの？
ムカつく。
襲ってやろうかな、なんて思ってもう一度Aの方に目をやればもう既にそこにはAはいない。
どうやら服を奪った兄貴の元に向かったらしい。
…ってあの格好のまま行くつもりか？
流石にやべぇだろ、なんて思って俺は慌ててAを追いかける。
…がどうやら遅かったようで。
『蘭ちゃん！服返して！』
「は？なにその格好、襲われにきたの？」
『ちがう！服返してもらいにきたの！』
「いや完全に誘ってるよね？下着エ ロすぎ」
『ひゃあっ』
「兄貴、Aに触んな」
下着姿を見てニヤニヤしながらAの胸元に触れる兄貴からAを引き剥がす。
自分のきてたパーカーをAにかければ、“あったかい！”だなんて笑う。
あー、ガチ可愛すぎねぇ？
俺にAを奪われた兄貴は、面白くなさそうな表情。
「別に良くね？竜胆もAとヤっただろ」
『え、ちょ、何でそれ知って…竜胆言った？！』
「言ってねぇし。なんかバレてた」
『どう言うこと蘭ちゃん！』
「反社舐めんな」
『さいてい！』
一度、Aと身体を重ねたこと。
なんかわかんねぇけど兄貴にバレてたらしい。
怖ぇわなんか。
顔を真っ赤にして部屋を出て行くAの背中を見て、思わず頬が緩んだ。
…なんか、俺のってみてぇじゃん。
そんな俺を見て、兄貴は言った。
「竜胆お前、Aのことどうすんの？」
「…別に、どうもしねぇけど」
「三途から奪うなら今しかねぇんじゃねぇの〜？」
そうとだけ言うと面白そうに笑う兄貴。
どうやら全部バレてたらしい。
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蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 春ちゃんさいっこうじゃないですかあああ！！作者様天才すぎる！！！ (11月27日 23時) (
レス) @page39 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
一尺八寸一犀 - 春ちゃん〜…あ〜もうすっごい好きです///愛してるってなんですか！？愛してるって！！え、カッコ良過ぎるんだけど！？竜ちゃん蘭ちゃんも素敵でした……///もうずっと読んでいたい╰(*´︶`*)╯♡ (9月4日 23時) (レス) @page39 id: 605bcc3c89 (このIDを非表示/違反報告)
NA - 春ちゃーーーーーん素敵すぎます！最後の''愛してる"カッコイイ☆夢主ちゃんもお幸せに♡ (2023年3月21日 10時) (レス) @page39 id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - オールして読みました、ガチ尊い。叫びたいけど時間的に無理だ🥲🥲🥲🥲 (2022年12月25日 5時) (レス) @page39 id: 3e85deed6b (このIDを非表示/違反報告)
やほやほ〜 - 蘭ちゃん=優男 竜胆=ツンデレ神 春千夜=すれ違い彼氏でいい？ (2022年9月3日 17時) (レス) @page27 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年11月16日 19時
