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「は、A？なんで…」
「俺が攫った〜♡」
『蘭ちゃん言い方やめよう』
「A、こっちこい」
『え、うん』
「竜胆、人のモンに手出していいなんて俺教えてねぇぞ？」
「兄貴のじゃねぇだろ」
あれから蘭ちゃんと竜胆の家についた私。
竜胆も特に何も言わずに家の中に入れてくれた。
家に入ってすぐ竜胆に回収された私は竜胆の部屋に入らされる。
それを見て不機嫌そうな顔をする蘭ちゃんだったが身体についた返り血を洗い流すためその後シャワー室に向かった。
竜胆の部屋でゴロゴロと漫画を読む私を見て呆れたような表情の竜胆。
「お前くつろぎすぎ」
『え？いいじゃん竜胆の部屋だし』
「ほんとさぁ…もっと危機感とか持てよ」
『へ、危機感ってな…んぅっ、』
ベッドに寝そべる私に馬乗りになりそのまま唇を奪う竜胆。
流れるようにしてくるからだいぶ慣れてんな、なんて考える余裕私にもあるらしい。
何度も角度を変えてキスをしてくる竜胆を軽く押せば、ぺろりと自分の唇を舐めた。
『りんどっ、蘭ちゃんいるから』
「まだ出てこねぇよ」
『そんなのわかんないじゃん…！』
「じゃあそんな無防備なカッコで居んのやめてくンね？俺らが1回シ たこと忘れたわけ？」
『なっ…あれはしょうがないことでっ…！』
竜胆の言葉に対して慌ててそう言い返せば、そんな私の心情を読み取ったようでニヤリと笑う竜胆。
あー、やだこの人コワイ。
「とりあえずもっかいヤっとく？」
『やらないっ絶対むりっ』
「いいじゃん、2回目だし怖くねぇだろ」
『だからそう言う問題じゃな…』
「えーなになに2人ってそう言う関係〜？」
『ら、蘭ちゃん？！』
服の中に手を入れてこようとする竜胆を必死に止めていればドアの方から聞こえる声。
そこにはニッコニコでこちらを見ている蘭ちゃん。
まだシャワーを浴び始めてから5分程度しか経ってない。
どんだけ秒でシャワー浴びたんだよこいつ。
案の定まだ髪は乾かしてないみたいで蘭ちゃんの髪からはポタポタと水が滴っている。
『蘭ちゃん、髪乾かしてあげる』
「マジで？」
『うん、此処座って』
「竜胆そこ邪魔」
「…くそ」
蘭ちゃんにそう言われた竜胆は何故か大人しくそこを退き、部屋を出ていった。
あれから蘭ちゃんの髪を乾かしてあげ、終わったころになぜか竜胆が髪をびしょびしょに濡らし戻ってきた。
何事かと思ったら“俺のも乾かして”なんて言うもんだからちょっと可愛いだなんて思った。
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蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 春ちゃんさいっこうじゃないですかあああ！！作者様天才すぎる！！！ (11月27日 23時) (
レス) @page39 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
一尺八寸一犀 - 春ちゃん〜…あ〜もうすっごい好きです///愛してるってなんですか！？愛してるって！！え、カッコ良過ぎるんだけど！？竜ちゃん蘭ちゃんも素敵でした……///もうずっと読んでいたい╰(*´︶`*)╯♡ (9月4日 23時) (レス) @page39 id: 605bcc3c89 (このIDを非表示/違反報告)
NA - 春ちゃーーーーーん素敵すぎます！最後の''愛してる"カッコイイ☆夢主ちゃんもお幸せに♡ (2023年3月21日 10時) (レス) @page39 id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - オールして読みました、ガチ尊い。叫びたいけど時間的に無理だ🥲🥲🥲🥲 (2022年12月25日 5時) (レス) @page39 id: 3e85deed6b (このIDを非表示/違反報告)
やほやほ〜 - 蘭ちゃん=優男 竜胆=ツンデレ神 春千夜=すれ違い彼氏でいい？ (2022年9月3日 17時) (レス) @page27 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年11月16日 19時
