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相当急いで走ったからか、10分くらいで万次郎の家に着いた。
こんな疲れるんなら三ツ谷くんに送って貰えばよかった、なんてこと考える。
相変わらず広くて大きい家。
いつになってもこの家に来るのは緊張する。
チャイムを押すと、万次郎ではなく金髪の小柄な少女が出てきた。
「どちら様？」
『あ、えっと、万次郎くんいますか？』
「あー、マイキーの彼女ね」
『彼女って！そんな！違います！』
突然の言葉にその子に顔を近づけて必死にそう言うと、その子は可笑しそうに笑った。
「何よそんな必死になっちゃって、あがって。万次郎なら部屋にいると思うから」
『あ、うん！』
そう返事して家に入る。
その女の子はすぐに何処かへいってしまったけど、私は1人で万次郎の部屋に向かった。
何回か来ているから場所はわかる。
部屋の前に着くと、恐る恐るドアノブに手を伸ばしそーっとドアを開けた。
『…寝てる』
部屋を覗くと誰もいない、と一瞬思ったがベッドに万次郎が横になって寝ていた。
タオルケットをお腹の部分にだけ掛けてすやすやと気持ちよさそうに。
起きないように静かに万次郎の寝ている横に腰を下ろした。
それから無意識に万次郎のセットされていない長い髪の毛を優しく触った。
ふわふわで明るい髪の毛。
『…ごめんね』
無意識にそう呟いた時、急にその手が捕まれた。
驚いて万次郎の顔を見ると、完全に覚めきっていない目がこちらを見ていた。
その目に思わずドキッと胸が鳴ったのがわかった。
「お前さ、どう言うつもり？」
そう言ったかと思えば急に私をベッドの上に引っ張り上げ、私に覆い被さる。
なるほど、逃がさないってわけか。
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沙耶(プロフ) - ハッピーエンドで安心しました！作者さんありがとう♡ (2022年6月21日 19時) (
レス) @page30 id: 5943b8e857 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 苺ミルク飴さん» ありがとうございました！マイキーには独占欲強めでいて欲しいと言う勝手な願望です笑別作の方も是非お願いします！ (2021年8月15日 1時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - ピッキーさん» ありがとうございました！内容薄すぎる作品になっちゃいましたがそんな風に言ってもらえてすごく嬉しいです！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！！マイキーの独占欲がすごくて読むたびニヤニヤしてました笑夢主ちゃんもとても可愛くて、読んでいてすごく楽しかったです！別作の方の更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月14日 23時) (レス) id: 976df8db05 (このIDを非表示/違反報告)
ピッキー(プロフ) - 最後まで、読ませていただきました！とっても、面白かったしハッピーエンドで終わって本当に良かったなぁと思いました！ありがとうございます！ (2021年8月14日 20時) (レス) id: 277d56b499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年8月7日 21時
