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行く当てもないが、私は色んなところを走りまくった。
てか、ほんとに何処にも居ない。
みんな何処にいってしまったんだろう。
今時不良の遠征ってか、ははは。
そんなしょうもない事を考えていると、後ろから私を呼ぶ声がした。
「A？」
その言葉に反射的に振り向くと、そこにはパックのジュース片手にバイクの横に立つ三ツ谷くんが居た。
『三ツ谷くん！』
「は？お前なんで外に居んの？」
三ツ谷くんの方に駆け寄る私に対して、驚いたような様子の三ツ谷くん。
それもそうか、あんなひどいこと言っといて挙げ句の果てには引きこもっていたんだからな。
『まぁ、事情は色々あって…日向から聞いたんだけど私迷惑かけてたみたいで…』
「ほんとだよ、Aお前意味わかんねぇぞ」
『ごめんごめん』
そう言いながら手を合わせると、三ツ谷くんは呆れたように笑った。
なんだろう、この笑顔めちゃくちゃ安心する。
何故だか和んだ空気が流れる中、三ツ谷くんは急に話を振る。
「もしかして、マイキー達探してる？」
『あ、うん。そうなの。1回話しときたいなって。何処にいるかわかる？』
「わかるけどよ…」
そう言いながら何故か顔を顰める三ツ谷くん。
え、もしかして何かやばい状況だとか？
そう思って三ツ谷くんを見つめると、はぁ、とため息をついて続けた。
「Aの最近の態度さ、マイキーには特に酷かったんだよ」
『えっ』
「俺ちょうどマイキーたちと一緒にAのとこ行ったんだけど、俺らには“ほっとけ”とか言ってただけだったけど、マイキーには“一生関わりたくない”とかなんとか言っててよ。」
『うそ…』
「マイキー怒ってんだよ、まぁ怒ってるっつーか拗ねてるだけだと思うけど」
もう、なんでそうなっちゃうの。
これ会うのめちゃくちゃ気まずいんじゃないだろうか。
少し怖気付いた私だったが、ここで辞めても何も変わらないと思った私は、マイキーと話すと再び決心した。
「つーかA、変だと思ったらそん時の記憶ねぇし、マジでどういう…」
『万次郎何処にいるかわかる？！』
「話聞けよ…マイキーなら家に居るんじゃね？」
三ツ谷くんの質問はガン無視で万次郎の居場所を聞いた私。
そんな私に呆れつつも教えてくれる三ツ谷くんはやっぱり優しい。
私はそんな三ツ谷くんにありがとう、と良い万次郎の家に走った。
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沙耶(プロフ) - ハッピーエンドで安心しました！作者さんありがとう♡ (2022年6月21日 19時) (
レス) @page30 id: 5943b8e857 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 苺ミルク飴さん» ありがとうございました！マイキーには独占欲強めでいて欲しいと言う勝手な願望です笑別作の方も是非お願いします！ (2021年8月15日 1時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - ピッキーさん» ありがとうございました！内容薄すぎる作品になっちゃいましたがそんな風に言ってもらえてすごく嬉しいです！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！！マイキーの独占欲がすごくて読むたびニヤニヤしてました笑夢主ちゃんもとても可愛くて、読んでいてすごく楽しかったです！別作の方の更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月14日 23時) (レス) id: 976df8db05 (このIDを非表示/違反報告)
ピッキー(プロフ) - 最後まで、読ませていただきました！とっても、面白かったしハッピーエンドで終わって本当に良かったなぁと思いました！ありがとうございます！ (2021年8月14日 20時) (レス) id: 277d56b499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年8月7日 21時
