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次の日、全然授業に身が入らなくて。
めっちゃ相澤先生に怒られた。
ミッドナイトには、恋の病？とか言われた気がする。
むしろそれ以外の授業内容を覚えてない。
全部全部、上の空だった。
葉隠「Aちゃん、今日パンツ履いてる？」
A「うんー…。」
芦戸「A！クリスマスミニスカでいい？」
A「うんー…。」
麗日「りんご！ゴリラ！ラッパ！」
A「うんー…。」
八百万「……重症ですわね。」
蛙水「ええ、そうね。」
昼休み、私を囲って話しかけてくれる女子たち。
申し訳ないけど少し1人になりたいんだよなぁ。
静かに席を立つ。
A「ごめん！今日果たし状きてたんだった！」
麗日「えええ！！？」
A「ちょっと行ってくる！お昼食べてて！」
自分にできる限りの超速攻で走る。
向かう先は決まっていた。
A「…………ふぅ、やっと静か。」
ここは体育館裏の水飲み場。
昼休みに態々ここまでくる人はいないため、
絶好の穴場スポットである。
昨日の夢を思い出す。
記憶を無くしたあの日から、
夢なんて見たことはなかった。
だから余計、あんなにも鮮明な夢を
見てしまったことに驚いた。怖かった。
A「リンネ……か。」
呼ばれた名前を思い出す。
お姉ちゃんとかも呼ばれてたな。
みんなすごいボロボロで、泥まみれで、
それが余計生々しくて。
この胸に渦巻く感情がなんなのかすら、
私にはわからない。
A「あま…………。」
気持ちを落ち着かせたくて、いちご飴を舐める。
なんでか今日のそれはいつもよりずっと甘くて、
苦かった。
一日経って、ようやく思考が落ち着いた。
昨日のあれは、あの真っ赤な翼は、私の個性だ。
疑問は埋もれるほどある。
それよりも、この先どうするかという問いに
押し潰されそうになって。
個性、個性。こんな思いするなら要らなかった。
普通の生活を送って、普通に痛みを抱えて。
それで良かったんだ。
A「…………寝るか。」
もう一度眠れば、彼らに会えるんじゃないかって。
そうすれば、この終わりのない問いにも
答えが出るんじゃないかって。
僅かな希望を携えて私は瞼を閉じた。
結局、夢なんて見れなかった。
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さ - 恋花さん» そういう事言われて不愉快になる方いるのでやめましょうね (2022年10月25日 0時) (
レス) id: 11966a8a73 (このIDを非表示/違反報告)
恋花(プロフ) - 重也くんって文ストの中也みたい！ (2022年10月21日 17時) (レス) @page2 id: bb4cebb7fd (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 小鉄さん» うぁぁ嬉しいですありがとうございます；；頑張ります…✨ (2022年10月14日 0時) (レス) id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
小鉄 - たくさん泣いたし途中何度も発狂したくなりました( ；∀；)こんなに感情を揺さぶられる夢小説は初めてです……！これからも楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 1時) (レス) @page43 id: a865d1e6ca (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 咲さん» えええありがとうございます！自分も泣きながら書いてたので嬉しいです；； (2022年10月8日 9時) (レス) @page6 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月7日 22時
