16 Noside ページ17
その日、治崎廻は緑谷出久によって倒された。
治崎は拘束され、薬も警察によって押収された。
原作では死ぬはずだったナイトアイは生き残った。
個性を失わずに済んだミリオが彼を守りきったからだ。
エリはその強個性もあって、警戒態勢の元保護された。
そして彼女は
A「あの……どなたですか……？」
_____前世、そして今世での記憶を失った。
ここは警察の管轄下にある病院の一室。
その場にはオールマイト、相澤、緑谷の3人がいて。
傍にいた医者が口を開いた。
医者「恐らく、彼女の家系に伝わる''特異体質''は
極限まで個性寄りの体質によるものだったため、
個性と共に記憶も無くなったのでしょう。
普通の記憶喪失なら、何かしら関連のある物事に
触れていれば思い出す可能性もあるのですが...。」
緑谷「そんな...！それじゃあ...！」
医者「...はい。現状、
記憶回復の見込みは───限りなくゼロに近い。」
一同が押し黙る。
記憶を失うことほど恐ろしいものは無い。
反面、記憶がない彼女は何かから解放されたように
明るい表情をしていて。
全員が思った。思ってしまったのだ。
...このままでいいのではないか、と。
ﾏｲﾄ「……私はオールマイト、彼は相澤くん。
君の通う学校の教師だ。
そしてこちらは緑谷少年、君の学友だ。」
A「……そうですか。
こうやって来て下さるということは、
きっとお世話になっていた方なんですね。」
緑谷「っ、」
緑谷の心臓が締め付けられる。
そんなことはない。だって僕は、君を救えなかった。
言葉に出せない言葉が溢れてくる彼を他所に、
彼女は何ともないという顔で微笑んだ。
A「なくなったものを数えていても
結果は変わらない、意味などありません。
私、結構そういうの割り切れるタイプなので。
大丈夫ですから...
あんまり悲しそうな顔をされると困ってしまう。」
緑谷「っ！ご、ごめん...！」
A「うーん、謝られても困るかな。」
なんて言えば分からなくなり慌てる緑谷。
今度は、それを見兼ねた相澤が口を開いた。
相澤「輪廻、今回お前が記憶を失ったのは
こちらの責任だ。
出来る限りのバックアップはするし、
今後は俺たちのクラスで面倒をみさせてほしい。」
A「はい、よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げる少女。
あまりに違いすぎる彼女の言動に、
彼らは終始動揺するしかなかった。
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さ - 恋花さん» そういう事言われて不愉快になる方いるのでやめましょうね (2022年10月25日 0時) (
レス) id: 11966a8a73 (このIDを非表示/違反報告)
恋花(プロフ) - 重也くんって文ストの中也みたい！ (2022年10月21日 17時) (レス) @page2 id: bb4cebb7fd (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 小鉄さん» うぁぁ嬉しいですありがとうございます；；頑張ります…✨ (2022年10月14日 0時) (レス) id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
小鉄 - たくさん泣いたし途中何度も発狂したくなりました( ；∀；)こんなに感情を揺さぶられる夢小説は初めてです……！これからも楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 1時) (レス) @page43 id: a865d1e6ca (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 咲さん» えええありがとうございます！自分も泣きながら書いてたので嬉しいです；； (2022年10月8日 9時) (レス) @page6 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月7日 22時
