興味が無いと突き放せればいいのに。 ページ19
「いい動きだな。そっちの、生徒も中々の動き。
二人ともなにか習っていたのか?」
「ピアノと書道なら。」
『僕は、特に何も?』
「..そういえば、今年の入学試験、
全科目で50点を取ったという新入生がいたな、
もう一人の新入生は65.64.63..刻むように点数を..。
先日の小テストは二人とも50点。狙った点数だろう?」
「..偶然って怖いですね。」
『 僕の点数って割とあるようなもんじゃないすか?
僕のも偶然ですよ!偶然!』
「なかなかユニークな二人だ。
鈴音、お前に友達がいたとは、正直驚いた。」
「二人は友達なんかじゃありません。
た、ただのクラスメイトです。」
「相変わらず、孤高と孤独の意味を履き違えているようだ。
鈴音。上のクラスにあがりたければ、
死にものぐるいで足掻け。」
そう言い残して、生徒会長はその場を立ち去った。
ぁあ、また、余計なことに首を突っ込んでしまった。
ほんと、どうしようもないな。
僕は。
興味が無いと突き放せればいいのに。
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作者名:匿名希望 | 作成日時:2022年10月10日 23時