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繋いだ手 ページ23
先輩と手を繋いで歩いた。
家の前まで送ってくれた先輩が、そっと私の頬に触れた。
｢……折角色々用意してくれたのに、ごめんね｣
｢私の方こそ……。あ、でもプレゼント本当に嬉しかったです。本当に大切にします｣
｢うん……。あ、ごめん！俺、Aちゃんから貰ったプレゼント家の中に忘れて来ちゃった｣
｢あっ、じゃあ今取ってきます｣
そう言って、エレベーターへ向かおうとした私の腕をユノ先輩が掴んだ。
｢……いや、今度にするよ。今は弟の……チャンミンの所に早く戻ってあげて｣
｢きっと凄く心配してるから｣って。
優しい人。
本当に心が綺麗な人。
私だけじゃない、チャンミンの事も気遣ってくれる先輩に、胸がキュンキュン締め付けられる。
｢ユノ先輩……ありがとう｣
｢ん。もう中入って｣
｢先輩……大好き……｣
抑えられない気持ちを言葉にしたら、少し驚いたように固まった先輩が、ふは…って照れたように笑って。
｢俺の方が好きだよ｣
そう言って、私の額にキスをした。
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ち - はじめまして！アラサーペンのわたしですが、こんな高校時代を過ごしたかったとキュンキュンしてしまいます。更新楽しみに待ってます(^^) (2021年1月24日 10時) (
レス) id: c2ed9163db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユチコ
| 作成日時：2018年6月23日 16時
