☆｡･:*東方学園2*:･ﾟ'★ (ページ12)

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二人きりのクリスマスページ12

クリスマスパーティー当日、チャンミンが何時に出かけるのかずっと気を揉んでいたら、お昼前に

｢今日は友達の家に泊まるね｣

と、これ以上ないクリスマスプレゼントを置いて出かけて行った。

チャンミンが出かけたのと同時に、大急ぎで準備開始。
前日までに作っておいたフラッグやリングを飾り、風船を膨らませて。
テーブルの上に、飲み物やお料理をセッティング。

｢よし。これでいいかな？｣

ふぅ…と安堵の息を吐いたところで、家のチャイムが鳴った。

時計の針は15時ジャスト。
わ、凄い。時間通りだ。

｢こんにちは｣

あ…私服だ。
カッコイイ……っ。

｢こ、こんにちは。どうぞ入ってください｣

｢うん。お邪魔します｣

ペコッと頭を下げて、幾分緊張した面持ちで入ってきた先輩。

｢おぉ、凄いね。これ全部用意してくれたの？｣

部屋の装飾を見渡して、驚いたように、感動したように、先輩の顔が華やいだ。

｢準備、大変だったんじゃない？｣

｢全然！楽しかったです！あ、先輩、ここに座ってください｣

｢うん、ありがとう｣

私に促されるまま、ソファーに腰を下ろしたユノ先輩。

キョロキョロと、珍しい物をみるように家の中を見渡す先輩に、私の緊張が高まっていく。

だって、本物だ。

本当にユノ先輩が、私の家にいる。