突然の来客 ページ16
「…あっリヴェ、手…怪我したでしょう、戻ったら私が処置してあげるわ…？」
「へ…？あっいえいえ、平気です、大した事ないですしっ…」
しばらく歩いた頃。私は変わらず2人の後ろを歩いてたんだけど、プロキシさんは急に振り向くと私にそう言う。
私は慌ててさっきナイフを掴んだ右手を体の後ろに隠して答えた。
プロキシさんは「そう…？」と不思議そうにしていたけど、私が小さく何回も頷けば、「…ならいいんだけど」と、また前を向いて歩き出した
プロキシさんが前を向いたのを見て、私はちらりと自分の右手を見てみる。
…やっぱり、治ってるなぁ…手に血は付いてるけど、もう血は止まってるし。
結構深く切っちゃったから、普通の人なら跡とか残っちゃう傷だったかも知れないけど…
私の手にはもう傷なんて無くて、もちろん動かすのも全く支障はない
…こんなのもし見られたら多分びっくりされちゃうもんなぁ…
エージェントさんも、プロキシさんも、きっと¨普通の¨人間だろうから…。
「…さ、ついたよ」
気づけばもう復讐屋の前で、1番前を歩いていたエージェントさんは立ち止まる。
エージェントさんはそのまま復讐屋に入る、…と思ったんだけど…エージェントさんは私の方を見た。
「リヴェ、…改めてようこそ、復讐屋へ」
そう言うとエージェントさんは扉を開く……
「よいしょよいしょ、掃除ってこうでいいのだろうか、教えてくれよマイパートナー」
お店の中は誰も居ない筈なんだけど…確かに誰かが居た。
黒髪で、黒い服とシルクハットを被ってて、女の子にも男の子にも見える人が…
…箒を持って掃除のような事をしている。
真っ黒な服…復讐屋の服みたい…
エージェントさんやプロキシさんが知ってる人なのかな…？って思って2人の顔を見てみるが…
2人とも明らかに困惑ぎみできょとんとしているから…、…多分知らない人
「あっおかえりー、だぜ。リヴェ」
「…えっ…？」
黒髪のその人は扉を開けたまま固まった私達に気づくと、私に手を振ってそう言った。
相手は私を知ってるけど、私は全く知らなくて、びっくりしながら相手を見つめ続ければ、にへっとその人は笑う。
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緑 - 紅楓さん» そう言ってもらえるととても有難いです！コメントありがとうございます、これからも頑張りますねっ (2020年5月12日 16時) (
レス) id: 8fad606fce (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 面白いです！作者様のペースでいいので、更新頑張ってくださいね！ (2020年5月12日 9時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 緑さん» いえいえ、コメント欄に大変失礼いたしました。 (2019年11月4日 22時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
緑 - 二次創作を書いていたつもりはないので今もフラグを立てていますが、何かあればまたコメントしてくれると有難いです、ゆりりんさんもわざわざコメントありがとうございますっ (2019年11月4日 16時) (レス) id: 8fad606fce (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 緑さん» こちらオリジナルで大丈夫ですよ…？ (2019年11月4日 2時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒夜 緑 | 作成日時：2018年9月2日 18時
