ねぇ、だいすきだよ。Daiki.A

３０ 涼介 ページ30

光「おっ、早かったじゃん。ありがとね。」






涼介「うん、いいよ。


ね、それよりもさ。光くんあやに彼氏いるとか聞いたことある？」








聞きたくて聞きたくて仕方が無くて、落ち着かなかったからすぐに光くんに聞いた。








突然の質問に目をぱちくりさせている光くん。









光くんの後ろで皿を洗っていた大ちゃんまでピタリと動きを止めた。









光「んー、まぁ働き始めた頃は何回か相談されたこともあったけど。でも相手があまり良くなくて別れたはずだよ。それからは聞いてないけど、、。」






涼介「やっぱそうだよね。俺もいないと思ってたんだけど、スーパーで可愛い男の子と一緒にお肉選んでるとこ見ちゃったんだよね〜。


絶対手料理作ってあげるんだよ。はぁぁあ！羨ましいぃぃ！！！俺結構あやのこと本気で好きだったんだけどな。



ね、大ちゃん。」







難しい顔をして聞いていた大ちゃんに同意を求めて首を傾けた。









大貴「あいつにだって彼氏ぐらいいるだろ。」








案外素っ気なく返されてびっくりした。





あやはいつも大ちゃんのこと好き好きって目をハートにしてたし、大ちゃんもその視線を分かっていて喜んでいると思ってたのに。









光「えー？そうかな。あやちゃん可愛いからモテそうだけど俺、今は片思い中だと思ってた。」









ニコニコ微笑みながらサラッと言った光くん。








きっと光くんも俺と同じ事を思ってるんだろうな。

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