＃21 LINE ページ22
｢えーっと...としみつくん？｣
｢あーもう！やっぱ言うんじゃなかった！｣
黒板に向かって喋ってるから、表情は見えないけどちょっと怒ってるみたいな口調。
なんで急にこんなことになったのか、全く状況が理解できないままとしみつくんの言葉を待つしかなかった。
｢ごめん、今のなし！なかったことにしよ！｣
｢....でも...そんなのせっかく気持ち伝えてくれたのに...｣
｢え？じゃあOKってこと？！｣
くるっとまたこっちを向いてくれたと思ったら、さっきの怒った口調とは全然違う、明るい口調でそんなことを言う。
私も初めて受けた告白だったから、あたふたしてしまって返答に困る。
別に嫌いではない、でも全然好きではない。
どうしたら、相手を悲しませない返事ができる？
｢えっ...いや...それはちょっと...｣
｢あ、それ以上は言わないで。俺もうすでに泣きそうだから｣
｢え？｣
勝手に告白して、勝手に泣きそうだからって...!！
どういうこと？！
私だって状況わからなすぎて泣きそうだよ...
これから私たち一緒に委員会やるんだよね？
そうだよね？
こんな気まずい感じでいいのかな...
｢忘れてくれていいわ。あ、LINE交換しよ｣
早っ、切り替え早すぎ。
全然泣きそうじゃない彼は、カバンからスマホを取り出して画面をいじってる。
絶対遊ばれたよね？これ。
女の子と話すのが得意じゃないとか絶対嘘。
2人だと全然普通に話してるし、こんな簡単に告白してくるなんて！
｢なっ、なんで？｣
｢俺ら体育祭進行するんだよ？何かしら必要になるでしょ。委員会の連絡とか｣
｢青島くんから聞くからそれでいいよ...｣
｢ゆうとが困るじゃん｣
｢だーかーらー｣って言いながら左手にスマホを持ったまま近づいてきて、右手をずっと出す。
これスマホ貸せって要求だよね？
｢俺とLINE交換すんの嫌なん？｣
｢嫌じゃないけど...｣
今の今だから嫌なんだよー...
これからどう顔を合わせたらいいのかわからないくらい動揺した。
｢ん、完了｣
結局押しに負けて、スマホを渡してしまったからLINEの連絡先に1つ名前が増えた。
｢夜LINEすっから｣
｢え？なんで？｣
｢いーからー｣
｢わかった..｣
｢じゃね｣
｢え？一緒に帰らんの？｣
｢うん、一人で帰る｣
そう言い残して、としみつくんは一人で教室を出ていった。
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____haru(プロフ) - ましろちゃん！待ってたよ！！！久しぶりの更新とっても嬉しい！元気そうでよかったです！ (2018年12月7日 18時) (
レス) id: 4f81121750 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - kyaspaさん» 新作の書き溜めが落ち着きましたら、こちらも同時に更新進めさせていただきます。しっかり案内しておらず申し訳なかったです。もう少しお待ちいただけたら嬉しいです。 (2018年10月24日 16時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - kyaspaさん» kyaspa様、コメントありがとうございます。そう言っていただけてとっても嬉しいです。今久々に自分で最初から全て読み返しました(；＿；) 自分自身このお話に納得できなくて、更新停止していましたが、ひとりでも待っている方がいらっしゃる限り絶対書き終えます。 (2018年10月24日 16時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
kyaspa(プロフ) - このお話がすごく好きです！続きが気になってうずうずしています笑笑いつか更新される日を心待ちにして待ってます笑 (2018年10月23日 23時) (レス) id: 0fd2e1c39a (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - 月兎＝光華さん» 月兎=光華さん、たくさんコメントありがとうございます！文才なんてとんでもない..！！ただの妄想話にありがとうございます(^^) 急展開に急展開を重ねていきます！ぜひよろしくお願いします♪♪ (2018年8月28日 21時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ma
| 作成日時：2018年7月17日 0時
