第6話 ページ6
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「俺は漂ではない…そうか、お前が来たということは漂は…」
「おい!一体どういうことだ!」
私もいまいち状況が掴めてない。
しかし今は…
「贏政様」
「あぁ。詳しく説明している暇はなさそうだ」
次の瞬間、垂れ幕が切れる。
急いで小屋の外に出ると、外には男が立っていた。
「贏政様、お下がりください」
贏政様の前に出る。
こいつ、成蟜の刺客の一人…
「なるほど、お前が護衛とやらか…しかしもはや逃がさぬ。命を貰うぞ、大王贏政」
「だ、大王だと…?お前が、この国の…!!」
「あぁ、そうだ」
やっと気付いたか。
驚いている少年を横目に、ゆっくりと剣を抜く。
「まずは私が相手だ」
「良いだろう。たかが女に負けるわけがない」
剣の柄をキツく握りしめた。
相手は200年続く刺客一族。
そう簡単には倒せない。
「おい!」
後ろから少年の声が聞こえた。
こんな時になんなんだ…
「そいつは俺が倒す!お前は邪魔するな!」
「一体何を…」
剣を抜いた少年が私の前に出る。
この剣確か。
「A下がれ。俺はコイツの実力が知りたい」
「…わかりました」
贏政様の言葉に剣を収める。
そして前に立つ少年の姿に視線を向けた。
「贏政様、彼は…」
「アイツは漂の兄弟…信だ」
漂の兄弟…
なるほど、だからか。
彼が漂のことを知っているのも、彼が漂の剣を持っていることも納得できる。
そして彼がここに居るということは、漂は…
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心(プロフ) - 初めまして★今更キングダムにハマり初見させて頂きました!更新楽しみにしています! (2022年8月11日 12時) (レス) @page17 id: 8b8beb8b4b (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい! (2020年5月30日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみに待ってます! (2019年12月9日 0時) (レス) id: 7c69be82b3 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年7月11日 23時) (レス) id: d46901af11 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - みずきさん» ありがとうございます!頑張ります (2019年5月14日 20時) (レス) id: 11eeccd4df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ria x他1人 | 作成日時:2019年5月5日 16時