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ー米花公園ー



雄司「こんなとこにいたのか」


拓真「旦那様自らお迎えとは珍しいですね」


雄司「あいにくお前以外にプライベートに狩り出せる召使いはいないんだ」


拓真「では雇ってはどうですか?希望者は大勢いますよ」


雄司「事が片付けばな。にしても…お前が怪我を負わせられるとは。手練(てだれ)か?」


拓真「ただの臆病者です。やり返しても良かったのですが、私が相手を殺してしまいそうだったので」


雄司「仮に殺しても正当防衛だ」


拓真「だから殺さなかったんですよ。貴方様は私ごときのために権利()を使われると思ったので」


雄司「お前は一番の古株だからな」


拓真「単に私以外にお嬢様をお守り出来ないからでは?」


雄司「分かっているじゃないか」


拓真「安心して下さい。お2人をお守りするのは鈴風様の最期の願いですから」


雄司「そう…か。なら守れよ。私達が死ぬその瞬間まで」


拓真「この命に代えても必ず……」









ー翌日ー




〜A〜



昨日あんな事があったのに拓真は私より先に出勤していた


頭に巻いている包帯に女性社員達は心配そうに拓真を取り囲んだ



拓真「例の通り魔にやられただけだよ」


同僚「うっそ〜。あの通り魔って女性しか襲わないんじゃないですか」


拓真「そうだよ。これは岡峰さんを庇って出来たものだから」


同僚「へぇー……。岡峰さんを」

同僚2「2人って付き合ってるんですか?」


女性社員の視線が一気に向けられた


拓真「仕事の件で俺が呼び出したんだよ」


同僚3「じゃあマジで付き合ってないんスか?」


拓真「そう言ってるだろ」


同僚4「うわ〜。それ十一月さん。災難じゃないですか(笑)」

同僚3「鉄パイプで殴られるってやっぱ痛いんスか?」


拓真「すげー痛いよ。何なら……お前も同じように殴ってやろうか?」


同僚3「はは……。冗談キツイっスよ」


拓真は何も言わずにその人の腕を掴んだまま




朝礼の時間になると社長と……お父さんが颯爽と入ってきた



雄司「見つけたか」


拓真「はい。この男で間違いありません」



同僚「え、嘘……。会長じゃん」

同僚2「イケメン〜」



オフィスがザワつく



拓真は抵抗させないように腕を捻りあげたまま



拓真「お前のパソコン。見させてもらったよ。被害者女性と付き合っていたみたいだな」


同僚3「え……いや、あの……」


拓真「でも、旦那様の娘に手を出そうとしたのは失敗だったな」

126ー通り魔編終了ー→←124



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設定タグ:赤井秀一 , 沖矢昴 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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ジンlove - 続きを待っています。 (2019年11月26日 16時) (レス) id: 06bcf57e53 (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - ドキドキが止まらないぜ! (2019年9月23日 17時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます。すぐ直します! (2019年7月28日 13時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 142話に誤字がありました。「辞めざるおえなくなって」ではなく、「辞めざるをえなくなって」です。 (2019年7月28日 13時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます!すぐ直します! (2019年5月5日 20時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆ | 作成日時:2019年1月28日 15時

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