FBIと公安に愛される私

10 ページ10

〜A〜



なにこれ！

最初からすごく怖い！！



これミステリーものだよね！？



なんでホラー要素満載なの！？







気を紛らわせるためにジュースでも飲もうと思ったけど……私買ってないじゃん……




これ2時間弱も観るの？




夢に出てきそう……









内心ビビりまくってると不意に何かに両手が包まれた



え、何々！！？




見てみると昴さんと安室さんが頬杖つきながら私の手をギュッとしてくれていた




怖いけど、さっきほどじゃなくなった




2人がどんな表情をしているか、こう暗いと見えない







･



光彦｢面白かったですね」


歩美｢でも怖いシーンもたくさんあったね」


元太｢俺はへっちゃらだったけどな」


光彦｢ぼ、僕もですよ！」









安室｢Aさんはどうでした」


｢怖……面白かったですよ」


安室さんはクスッと笑った



バレてる……



だって思ってるよりホラー要素強めだったんだもん


パンフレットにもそんなこと書いてなかったのに


昴｢大きな音が鳴るたび肩をビクつかせてましたよね」


｢急に鳴ったら誰でも驚きますよ。でも、お2人が手を握っててくれたので安心しました」


手に残る温かさはまだ続いてる









昴｢(彼も)」
安室｢(コイツも)」






昴/安室『(同じことしてたのか)』

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す