FBIと公安に愛される私

7 ページ7

〜A〜




昴｢みんな楽しそうですね」


子供達は仮面ヤイバーのクレーンゲームに夢中


あれって意外と難しいんだよね


上手い人は2個一気に取れたりする


取れなかったら“もう1回”を繰り返して、最終的にムキになる


そして財布の中が空になる……なんてこともある




あんまり使いすぎないよう注意しとかなきゃ


昴｢Aさん」


｢はい？」


昴｢あれ、撮りませんか？」



昴さんはプリクラをコソっと指差した


イメージないけど昴さんもああいうのが好きなんだ



｢いいですね。子供達も｢2人で、ですよ」


｢ふ…たり？」


昴｢嫌ですか？」


｢嫌じゃないけど……」


改めて見ると昴さんってかなりのイケメン




そんな人とあんな狭い空間に入る勇気はない



昴｢Aさん？」


｢っ〜〜////」


下から顔を覗き込むのは反則！


優しさ(イケメン)オーラ全開でそんなことされたら女子はみんな勘違いしますよ！！



昴｢どうでしょう」


｢はい。いいですよ」



考えてみればプリクラなんて久しぶりだし、いい記念にもなる


せっかく撮ってもどこにも貼れないかもだけど




｢じゃあどの………」




昴さんは眉間にシワを寄せて険しい表情をして……誰を見てるんだろ




安室｢おやAさん。奇遇ですね」


｢安室さん。どうしてここに」


安室｢僕も映画を観に。ところで………沖矢さんとどこかに行こうとしてたみたいですけど」


｢2人で｢いえ。子供達が楽しそうだと話していただけですよ」



昴さんなんで言わないんだろう



私と撮るのが恥ずかしくなった？




自分から誘ってきたのに

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す