FBIと公安に愛される私

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〜A〜



蘭ちゃんの誤解も解けて廃ビルを出るとコナンくん達と……お父さんがいた


｢これ………」


雄司｢よかった。無事で」



キッドが返してくれた天使の涙を渡すと何十年かぶりに抱きしめられた



雄司｢怪我してないかい？」


｢うん」


雄司｢ごめんなA」


｢うん」


私は……お父さんとやり直すことができるだろうか









･





赤井｢それで、矢河雄司とはうまくいっているのか」



｢まぁ……はい」



あれ以来お父さんは父親(おや)らしくなろうと頑張ってるんだけど正直なところウザい






私の私生活に口出しするならまだいいけど





お父さんの口から出るのは全部昴さん関連だけ






今日だってお父さんの計らい(せい)で昴さんと2人で温泉旅館に泊まるはめに



しかもなぜか部屋が同室で布団が一組しかないんですけど！！？


自分の親にこういう気遣い(こと)されるの嫌なんだけど





｢ところで、それ、やめてもらえませんか？」


昴｢それとは？」


｢声ですよ声！」


昴｢変装を解くわけにはいかないんだ。仕方ないだろう」


なら声は昴さんのままでいいのに



と、思っていた矢先昴さん……赤井さんは変装を解いた




赤井｢そろそろ聞かせてもらおうか。何があったのかを」


｢そ……れは」


結局酒蔵で(あの日)は 昴さんだけには言えないと断言し(にげ)た



赤井｢沖矢昴に言えなくても赤井秀一(おれ)には言えるだろ？」


そうきたか……


赤井さんは人の粗を探すのが上手い



｢絶対……」


赤井｢？」


｢絶対に怒らないって約束してくれますか？」


赤井｢事と次第によってはな」


絶対怒るんだろうな


｢あ……の！隠し事、私だけ言うって不公平じゃないですか」


赤井｢何だ急に」


｢赤井さんの隠し事(秘密)も教えて下さい！そしたら私も教え(言い)ます！」


赤井｢俺の？大したことはないが……昔黒の組織(奴ら)の仲間だったことぐらいだな」


｢！！？」


赤井｢次はお前の番だぞ」


｢まだです。もっとこう……私が驚くくらいのことでお願いします」


赤井｢そんなに幾つもないんだが

ボウヤがかの有名な高校生探偵工藤新一ということと、あとは、ジョディと付き合っていたことぐらいだな」



しれっと言ったけど一つはコナンくんの隠し事(秘密)だよね



私はたまたま聞いてたからよかったけど、もし聞いてなかったら……

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